こんにちは！
前回ご報告させていただいたとおり、
先日、無事ごまと一緒に
メキシコから日本へ帰国しました
ごまと桜と柵
さてさて、忘れないうちに、
メキシコから日本へ
愛犬を連れ帰る流れについて
お話ししておきたいと思います！
今後同じ状況となった方々にとって
少しでもお役に立てれば嬉しいです
準備は、帰国の７～８ヶ月前から
始める必要があります。
でも、そんな前から
帰国の予定なんて分からないですよね
大丈夫です、安心してください
事前準備と直前準備に分けられるので、
事前準備さえしっかりしておけば、
直前準備は帰国１ヶ月半前で間に合います！
※もちろん直前準備も
早いに越したことはないです。
初めに、ざっくりと
必要な手続き＆それぞれの期間を
説明します
１．マイクロチップの装着
２．狂犬病予防接種１回目
〜１ヶ月〜
３．狂犬病予防接種２回目
〜２週間〜
４．狂犬病抗体検査のための
採血・血清発送・検査申込
〜４ヶ月〜
５．狂犬病抗体検査証明書取得
６．入国から180日経過まで待機
～日本入国４０日前〜
７．日本の検疫所へ入国届出＆輸入検査申請
８．航空会社へ連絡
９．出国48時間以内に臨床検査を受けて
獣医さんに診断書を作成してもらう。
併せて、内外部害虫駆除
10．メキシコの検疫所で
輸出許可証を作成してもらう
11．出発４時間前に、
メキシコの検疫所で健康状態＆
マイクロチップのチェック
「事前準備」が１から６までで、
６ヶ月かかります。
「直前準備」が７から11までで、
40日かかります。
時期は分からずとも、
いつか帰国の可能性がある場合は、
できる限り早く
事前準備だけは済ませておくことを
オススメします。
さて、ここからは
各項目について説明していきます
１．マイクロチップの装着
国際標準規格(ISO)のマイクロチップを
装着する必要があります。
メキシコでワンコを迎えた場合、
「マイクロチップ装着済み」と
ペットショップやブリーダーから
説明されることがありますが、
メキシコとアメリカでのみ有効の
マイクロチップであることが多いので、
動物病院で確認してもらってください。
実際ごまも、
お迎えしたときに装着していたのが
メキシコとアメリカ用の
マイクロチップだったので、
国際標準規格のものをさらに装着しました。
２＆３．狂犬病予防接種
マイクロチップ装着後、
２回の接種が必要になります。
その後は１年ごとの注射が必須です。
４．狂犬病抗体検査のための採血・血清発送・検査申込
日本を始めとした多くの国への入国で、
「狂犬病抗体検査証明書」が必要です。
「pet passport」とも呼ばれているほど、
とても重要＆必須の書類です。
この証明書を取得するためには、
狂犬病抗体検査を受け、
その抗体価が0.5IU/ml以上
でなければなりません。
そして、
この検査を実施している機関は
世界に数カ国しかありません
なので、
検査機関がない国に住んでいる場合、
検査機関がある近くの国に
血清を送る必要があります。
例に漏れずメキシコも検査機関のない国
というわけで、
検査機関がある一番近い国である
アメリカに送らねばなりません
私はKansas大学の検査機関に送りました。
申請者名は、必ず
ワンコと一緒に搭乗する人の名前
にしておきましょう！
５．狂犬病抗体検査証明書取得
４の結果が郵送されてきます。
私は３ヶ月ちょっとで取得できましたが、
４ヶ月かかることも少なくないそう。
一度取得しても、
有効期間は２年間なので、
期限が切れる前に
また４の作業が必要となります。
ちなみに
２回目以降の証明書の更新は
１ヶ月程度で取得できるそうです。
６．採血から180日経過まで待機
採血してから180日間、
メキシコ国内で待機します。
【☝︎2024年4月訂正しました】
なお、短期の旅行など、
180日以内に日本入国することが
あらかじめ分かっている場合は、
日本出国時の検疫手続きの際に
その旨を検疫所に伝えて、
所定の手続きを踏む必要があります。
以上が事前準備です
ここまで完了させておけば、
ひとまず安心です！
あとは帰国が決まったら、
直前準備をするのみ
長くなってしまったので、
直前準備についてはまた次回
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