土曜日 昼

俺の声が好きだという女性がしきりにごめんなさいねと言っていた。
減るもんでもなし、聞いていかれてもかまわんよ。
但し、喜んでくれそうな歌は歌わんぞ。

ハルカトミユキと言葉のない歌のキーを変更しようと思ったが、虫に愛されすぎてそれどころではなかった。
逃げても追い払おうとしてもだめ。
どうしても俺かギターにとまりたいらしくってさ。
あきらめて帰った。
部屋までついてきたらどうしようと思ったが、そこまでの愛ではなかったようだ。



曇ってないと公園はもう無理そうだ。
なのでカフェ。