どうやって生きるか




何を基準に生きていけばいいのか

見本なんてなかった




母はいつも何かに怯えて

父には言いたい事も言えず

友人とも上手くいかずに

いつも孤立して

わたしには愚痴や

辛かった悲しかった話ばかり

会話といえばそんな話だけ

基本は会話のない家庭




母は時折りヒステリックになり

泣いて父を責める




父は普段から寡黙な人で

何を考えてるかわからない

母の気持ちを理解するような

人ではなく

母が泣き叫ぶのを

ただなだめていた




母はご近所さんには見張られていると言い

どこかへ出かけても

父が人が嫌いだからと

人のいないところへ出かけ




親戚とも上手くやれず

付き合いもない

両親ともに真面目で

つまらない映画や音楽を聴き

閉鎖的な環境で

社会に怯えて生きてきた




わたしは母に気持ちを

聞いてもらえず

母は不安定なので

家では安心できず

だけど友人はいなかったし

出て行くところも

出て行く勇気もなく




夜に布団に潜り込んでは

貝になりたいと思ってた




ただ楽しい子供時代を

わたしも過ごしたかった