ナーブ辺境星域にある惑星。厳密に言うとエレーミア恒星系第三惑星エレーミアIII。
ほぼ地球と同じ大きさの惑星だが衛星はない。その代わりに巨大なリープ閘門が衛星軌道上に周回しており、地上からだとあたかも月のように見える。
地球よりもやや大気が薄く酸素濃度が低い。惑星全体として寒冷な乾いた岩石砂漠、礫砂漠に覆われている。また南北に深い峡谷が何本も走っており、底には海が存在する。海は深度二万メートル以上あり、極めて塩分濃度が濃く生物は棲息できない。深海底には析出した塩類が分厚く堆積しているものと推測される。
気候的に農業には適さない。また過去に植物が繁茂した事も無いので、石油なども産出しない。海から採取した無機塩類を工業用として出荷している例も有るが、惑星エレーミアの主要産業は交易である。
ナーブ辺境星域から唯一、帝国中央へ繋がるリープ閘門を軌道上に持つ為、多くの交易船や商人がエレーミアを訪れる事になる。ナーブ全体の交易品が一度はエレーミアを通る事になる。
エレーミア唯一の都市が「市場(マーケット)」である。他の市場と区別する時は「エレーミア市場」とするが、ナーブで単に「市場(マーケット)」と言えばエレーミアの「市場(マーケット)」の事を指す。
「市場(マーケット)」は市民から選ばれた代議員による合議制を取っており、他のナーブ辺境星域の領主、支配者からの干渉を退けてきていた。
しかし代々辺境伯を自称するマクラクランは、惑星エレーミアそしてナーブ辺境星域全体の利益を独占しようとウーラント軍敗残兵や帝国軍脱走兵を従えて侵攻。
惑星エレーミアは苦戦するも『ミロ』と名乗る英雄の活躍により辛うじてこれを退けた。