追加手術(2020/9/29)
朝の7時から水も飲まず待ち続けること12時間
ようやく手術室から7時に来てくださいとお声が掛かりました
術後の説明を聞きに来て貰う為に家で待機してくれていた主人も、今日手術やるの?と不安になるほどの予定超過でした。私も手術延期とかあり得るのか?とどきどきしちゃいました。
点滴をしていたのでオペ室までは病棟の看護師さんが車イスで連れて行ってくれました。
こんなに手術開始が遅くなる事は殆どなく、ナースステーションでもこの時間から今日手術やるの?やるんだよね?とちょっとザワザワしていたと教えてくれました。
オペ室へ行くと看護師さん二人がお待たせしました~とお出迎え。
リストバンドのバーコードスキャンと名前と生年月日を言って本人確認完了。
今日は前回と違うお部屋ですと案内されたのは通路右側の手術室。
前回は通路突き当たりの手術室でしたが、そこと比べるとだいぶコンパクトな感じです。
前回同様、自力で手術台に上がり横になると、バスタオルをかけて見えないようにしながら術衣を脱がされてこちらの準備はOK
手術台の向きを変えたりモニターをセットしたり。
看護師さん達によって次々と準備が進められていきます。
そんな中、先生が手術室へ。
着替えて水飲んで来るので待っててね、と。
前の人の手術が終わったばかりなのかお疲れ気味に見えました。
まぁ、今日3件執刀だもんね。タフだなぁ
周囲の準備が整うと麻酔科の先生が登場
今回は下半身のみの麻酔です。
手術台の上で横向きになってお腹を見るように丸まります。少し痛いよーと言われた後にチクリと。その後にもチクチク。
スゴーく細い針刺してるから動かないでねーと。
動かないでと言われるとドキドキむずむずしてしまう💦平常心、平常心……
仰向けに戻されちょっとしたら足がぞわぞわ痺れたような感じになってきます。表面にタオルが当たっている感覚はあるけど薄皮一枚分って感じ。
保冷剤を当てられると、胸やお腹は冷たく感じるのに太ももはうっすらとしか感じない!不思議!
3回目の保冷剤での確認の時には足にはもう何の感覚もありませんでした。
自分の中の足のポジションの感覚は赤ちゃんが仰向けになったときのように膝を少し外にくの字に曲げて股関節を少し開いた格好をしているイメージ
実際は足を持ち上げられたりカテーテル入れられたり、色々されているのですが感覚は全くなく、ただ赤ちゃんポーズの仰向けで寝てるだけって感じです。
先生は準備を終えて戻ってくると、スマホでクラシックを流して手術開始です。今年着任された先生もいらしてサポートに入るのかな。
お腹のあたりに台を置いてシートを被せて。手術する足以外を覆っているっぽい。天井が鏡張りなら見えるのになぁ😅
足が持ち上げられ、これでもかってくらい茶色い消毒液を刷毛で塗られていきます。膝の周りだけで無く出ている左脚全体、足の裏まで塗っていきます。
腰から下の感覚は何も感じないので消毒液を塗られているスヌーピーを見て、あ!私の足か!って、改めて認識。
その後足はどういった格好だったのか見えなかったけどけっこうすぐモニターに膝の中が映し出されました。
どうやって関節鏡を挿すのか見たかったなぁ
モニターに映る膝の中を言葉で説明するのは難しい。
私の第一印象はピンクの腐海。柔突起?みたいなのがいっぱいあるなーって。集合体恐怖症にはちょっと気持ち悪さを感じます。あと繊維がもやもやしてる感じ。常に水を流しているのでゆらゆら揺れています。
先生はここが太もも側の骨で~ここが再建した靭帯で~と一つ一つ説明をしてくれました。
検査に出すように組織を幾つか切り出し、あとはクリーニング
きゅるきゅる回る丸い刃で余分なところを切除していきます。もちろん出血もするので表面を焼いて止血します
モニターを見ていると、あ、今新人の先生がやってるなーってわかるんですよね。刃先の当て方とか操作感が全然違うんですよ。さすがに、今〇〇先生がやってるでしょ?とは言わないけどね。時折プシューーーって出血して画面中真っ赤になって急いで止血したりして😅頑張れーって心の中で応援してました。
看護師さんに見ててツラくない?って聞かれて
え?めっちゃ楽しいですよ!この為に昼寝しましたから!って答えて笑われました。
だって最高の生配信じゃないですか。自分の膝の中なんてもう見ることも無いだろうし、気分はNHKスペシャルを見てる感じです😁
切除が済むとイソジンを流し込んで洗浄
画面の中は茶色くなりましたが、ライトでほんのり浮かび上がる赤い光景は、前にテレビで見た世界のどこかの鉄分たっぷりの湖の映像のようで綺麗だなーって思ってました
最後にまた水を流して洗浄は終了。
手術中に流す水は1パック3リットル入り
見聞きしてた感じだと水4パック(12リットル)➡イソジン1パック(3リットル)➡水1パック(3リットル)での洗浄って事になりますね。
100mlの生理食塩水で手作業で洗っていたのとは量が桁違い!良くなると良いなぁ、いや、良くなれ!!
開けた穴は2カ所で、ひとつは縫合し、もうひとつは関節包液を抜くための管の処置をして手術も終了。
途中で寝る薬を入れることも無かったので意識もはっきりしていました。それほど時間もかからず手術台➡ストレッチャー➡ベッドへと移され病棟へ戻りました。
前回のような麻酔酔いも無くて一安心。今回はゲロゲロしなくて済みました。
病棟で少し落ち着いた頃時計を見ると10時前でした。
主人は術後の説明を聞いて帰宅したようでした。翌日もお仕事なのに遅くまで申し訳ない。ありがとう、ありがとう。
差し入れのウィダーもありがとう。これで腹ぺこの夜を乗り切るよ
下半身麻酔は切れ方も面白く太股から徐々に感覚が戻ってくる感じでした。左脚の底が最後まで痺れていましたがそれもそのうち無くなりました
手術後の夜はやはり眠れませんでした。
生理になってしまったので看護師さんがオムツなら漏れも心配無いよ!とテープタイプのオムツを着用してくれました。確かにT字帯よりフィット感があって安心😊
麻酔が切れると膝よりも腰が痛い!
導尿のカテーテルに膝から血抜きの管。足には血栓予防のフットポンプ
右腕には点滴、左腕には血圧計、体に心電計、親指には血流酸素量を測るクリップ
ありとあらゆる管のせいで寝返りが打てない!!先生は寝返りしても大丈夫っていってたけど、無理!色んな管が邪魔をする。ドコまで引っ張って良いかも判らない。しかも麻酔の影響で明日まで起き上がるのもダメってしんどい。ここまで腰が痛いとちょっと横向くくらいじゃダメなんだよーストレッチレベルで腰を捻らないとキツい
差し入れのウィダーを寝たままチマチマ飲んで。うとうとすると定期的に作動する血圧計の締め付けで目が覚める
一晩だけナースステーション近くの4人部屋にはいったんだけど、私以外の3人は全員トイレの付き添いが必要な方達で代わる代わるナースコールしておトイレへ
寝られない要素しか無いだろ、これは😰
2020/9/30
4時を過ぎた辺りで腰の痛みが限界💦もう翌日って事で良いだろうと、ゆっくりと起き上がってみました。
幸い気持ち悪さもフラつきも無かったので、前屈して腰を伸ばす。あー尿道口がーカテーテルが痛い😱それでも動いた事で少しは腰がましになったかな
どうにか朝まで持ちこたえ、カテーテルと膝の管、点滴以外は外して貰いました。
ついでに術後着からもお着替え。これで前がはだけることも無くなった😁
出された朝食も美味しく感じたのに、長いこと胃が空っぽだったからか量が入らない😱
お味噌汁とご飯を少量いただいてご馳走様です。
日勤さんに変わったタイミングでカテーテルを取ってもらい、点滴も終了。
元の部屋へと戻ることが出来ました。
オムツは自分でトイレに行ってパンツに履き替える!と言い張り車イスで早速トイレへ。
膝は荷重に関しては制限が無いし、ニーブレースを着けてい無いので少しならまげることも出来て、着替えは思ったより簡単に出来ました。
11時にPTさんがきてベッド上でリハビリ
包帯が巻かれていて中の様子がわからないので、当たり障りの無い感じでマッサージをして貰いました
昼ご飯も美味しかったけど量が入らない😥食べたい気持ちはあるのにちょっとさみしい。
夜に寝られなかったのもあって、食後にお昼寝。
2時の点滴で起きて、その後また寝て。
夕飯と夜の点滴も終わり一日のノルマが終了。疲れた
おやすみなさい(-_-)zzz