第1回 他流派勉強会 有楽流(貞置流)台子 | 厚木市の茶道教室 滴月庵

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神奈川県厚木市の茶道教室、滴月庵(てきげつあん)鶴仙(かくせん)です。
茶道を次世代に伝えるため活動中。

記念すべき第1回目の
他流派勉強会、交流会が開催されました。

メンバーは、
主催して下さった南坊流の中条啓太様
今回台子点前を公開して下さった
貞置流の松本憲和様
台子研究に邁進しておられる
表千家不白流の平賀泰行様
そして大日本茶道学会の私と、
あと非公開で参加された方と。
 
今回は、有楽流の台子点前を
拝見させていただきました。
松本先生曰く、
有楽(うらく)流と貞置(さだおき)流は
ほとんど一緒なんだとか。
 
私の勝手な解釈で申し上げると
有楽流の分かりづらいところを洗練させたのが
貞置流みたいなイメージ。
織田有楽斎は信長の弟、
織田貞置は信長の孫にあたります。
 
有楽流も貞置流も、
伝書の最初が台子点前なので
台子がメインと仰っていました。
武家茶道の台子点前は初めて拝見しましたが
キリっとしたかっこいい点前です。
 
大寄せの茶会をしないそうなので
貴重なお話を伺えて良かったですラブ
 
皆さんとても研究熱心で
濃い内容のディスカッションとなりました。
 
ところで
平賀さんの愛読書は
田中仙樵全集(全8巻)なんだそうです!!
全集の何巻に何々が書いてあるとか…
もう~凄いですポーン
 
大日本茶道学会の伝書もお持ちなんだとか。
 
他流の先生に
大日本茶道学会ですと申し上げますと
本を持っていると仰っていただくことはよくあるのですが
ここまでしっかり読んで下さっているとはびっくりです。
 
改めて、大日本茶道学会の創始者である
田中仙樵居士は、
近代茶道に多大な影響を及ぼした
凄い人物だったんだなと、実感いたしました。
 
また、それを引き継いでさらに発展させた
田中仙翁前会長の功績も素晴らしいと気づきました。
今利休と言われる程の仙樵先生の
カリスマ性を知れば知るほど
その後を継ぐことは並大抵のことでは
なかっただろうと思います。
 
大日本茶道学会しか知らなかったら
わからなかったかもしれないことを
他の流派の方と話すことによって
客観的に知ることができて有難いです。
 
そして、自分の勉強不足を痛感いたしました。
とくに伝書への熱量。
 
ちゃんと最初から読むと
お点前の意味や成り立ちも書いてあるんです。
順番の確認でパッと見る程度だったかもあせる
反省反省…。滝汗
 
中城さんを始め、
皆さんから本当に色々と教えて頂き
たくさんの気づきがありました。
 
次回は6月下旬に滴月庵で開催予定です。
楽しみですドキドキ
 

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