モアオーガニックなスキンケア通販の「ぷろろ健美堂」を運営する白樺じっちゃんこと八幡です。
基準の定めがないオーガニック化粧品
最近はコスメだけでなく、野菜や肉などの食品、衣類やタオルなどの布製品だけでなく、レストランにまでオーガニック表示されるものがあります。オーガニックに対する関心が高まっています。オーガニックはいまや「安全」の目印なのです。
「今までの化粧品がなんとなく合わなくなった」「オーガニックコスメを使ってみたいけど種類が多くて何を選べばよいか分からない」といった声をよく聞きます。天然の植物エキスを軸にしたオーガニックコスメは、肌にやさしく安心して使えるのが大きな魅力です。ただ自然派、無添加、オーガニックなど似たような効果を謳う化粧品がたくさんあって、価格も高めなので、何がどう違うのか見極めが難しくなっています。しかも化粧品に関しては、日本ではきちんとしたオーガニックの基準が定められていません。このため自然派、無添加、オーガニックなどの表現も、各ブランドやメーカーによって、独自に自由に使われています。基準がなければ選ぶのがさらに大変です。安全で使い心地がよく、自分に合ったオーガニックコスメをとは思っても、何を基準に選べばよいのか分からないのです。
合成成分が配合されたオーガニック？
化粧水や美容液、クリームなどのスキンケアグッズ、ファンデーションやパウダーなどにも、「無添加」「ナチュラル」「自然派」などの表現がよく使われます。一見するとどれも丸ごとオーガニックのように思えますが、じつはオーガニックとは異質なものがほとんどです。こういうと驚かれるかもしれませんが、ほぼ例外なく合成成分が配合されているのです。極端にいえば、石油由来の化学成分１００%の化粧品に0.1%でもオーガニック成分を配合すれば、オーガニックと呼べてしまうのです。美肌菌と呼ばれて肌を守っている表皮常在菌は、合成成分にとても弱くて、合成成分の商品を使うと、そぎ落とされたり死滅したりします。ということは逆に肌荒れの原因になりかねないのです。オーガニックコスメの大きなメリットは、常在菌を育むことで悪玉菌の増殖を防ぎ、バリア機能を健全に保つことです。
無添加 自然派 オーガニック？
広告の文言やパッケージデザインで選ばない
本当のオーガニックコスメは、古来より伝わる植物療法に根差しています。昔の人々はヘチマ水や椿油、米ぬかなどを肌の手入れや修復に用いていました。こうした自然の中で学んだことを、人々が後世に伝えてきたのです。したがって農薬や化学肥料、石油由来の化学物質などは一切使われていません。たい肥や落ち葉などの有機栽培で育てた、微量栄養素や微量ミネラルをたっぷり含む植物からつくられる天然成分だけのコスメです。生産の工程でも化学物質や石油系の成分は一切使わず、肌の刺激になる成分は一切含まれないので、肌にやさしいのが大きなポイントです。しかし、これまでケミカルコスメに馴染んだ人には、ややの即効性で物足りなさを感じるかもしれません。オーガニックコスメは遅効性なので、じっくりと作用するからです。種類が豊富で迷いがちですが、決して広告の文言や容器やパッケージのデザインなどのイメージで選ばないことです。
全成分の表示で配合成分を確認する
まず、最初に、オーガニック成分はどんな種類の植物が使われているのか確認しましょう。原料の産地はどこか、輸入品なのか国産なのか確かめることです。輸入品には、オーガニック認証マークを取得しているものもあり、一応の安全の目安になります。しかし、オーガニック認証のマークがあっても、認証機関による基準がまちまちで統一されていないので注意が必要です。一定量の合成成分の配合が許容されているものもあるのです。このため初心者さんには、日本人の肌に合うようにつくられている国産のほうが無難かもしれません。また広告では、使われている全成分が表示されていないものが多く、確認できない商品はパスした方が無難です。メーカーが消費者にあまり知られたくない防腐剤や香料、乳化剤、溶剤などが使われているケースもあるからです。植物の美しい写真やエキスがたくさん掲載されていても、イメージ戦略に乗せられない冷静さが大事です。あくまで成分本位で選ぶことが大事です。
天然成分100%のオーガニック化粧品
オーガニックコスメに使われる植物や原材料は沢山あります。アロエやハーブ、ローズマリーやホホバ油、コメ発酵エキス、みつろうなどなど。もしアレルギーや自分の肌に合わないものが含まれていたら、すぐに使用を中止しましょう。香りの強さも、天然の香料はやさしい香りで、数時間で減衰します。いつまでも香りが消えないのは合成香料です。オーガニックコスメは、デパートのナチュラルコスメショップやオンラインショップで探せば、アドバイスを得られるでしょう。また日本オーガニックコスメ協会のJOCAマークを取得している商品であれば、天然成分100%の商品しか認定していないので安心です。もちろん、ぷろろ化粧品は、JOCAマークを取得しているモアオーガニック化粧品です。
天然成分100%ばかり集めたジャパンコスメ
年齢を重ねても瑞々しく艶やかな美肌のために
オーガニックに使われる「保存料」や「防腐剤」は天然成分で効果がやや効果が弱めなので、使用期限はケミカル化粧品に比べて短かめになります。開封後はなるべく２カ月以内に使い切るようにしましょう。化粧水など種類によっては、食品と同じ感覚で作られているので、冷蔵庫保存が必要なものもあります。防腐効果が弱めなので、使用後はきちんとフタを閉めて雑菌が入らないように注意する必要があります。自分に合ったオーガニックコスメを見つけることができれば、バリア機能が壊すことなく、健やかな肌を育み、年齢を重ねても瑞々しく艶やかな美しい肌を保つことができるのです。
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