モアオーガニックなスキンケア通販の「ぷろろ健美堂」を運営する白樺じっちゃんこと八幡です。
美容目的のヒルドイドを値上げ
報道によると、酒さやアトピー性皮膚炎の患者に処方されるヒルドイドを美容目的で使う人が増えているそうです。このため厚労省が医療費を押し上げるとしてヒルドイドの保険適用を問題視。医療費の抑制を目的に、この１０月から窓口負担を引き上げるということです。安価な後発薬への転換を促すためです。ヒルドイドは、インターネットや雑誌などで保湿効果を期待できる「美容アイテム」としても紹介され、利用が増えているといいます。乾燥で引き起こされる小ジワなどの改善予防効果を期待されているようです。ヒルドイドは美容クリームではないので、あくまで外用薬です。ヒルドイドを美容目的で購入する場合は原則として保険適用外となります。後発薬のヘパリン類似物質（ジェネリック）をすすめることで負担が軽くなるのはよいとして、これを美容目的に使うことに問題ないのでしょうか。
合成成分でバリア機能がこわれる？
ヒルドイドとその後発薬は、配合成分がやや異なるだけで、効果はほとんど同じです。フォーム、クリーム、ローション、ソフト軟膏などのタイプがあり、保湿効果があるとして利用されるようです。これらヒルドイドやヘパリン類似物質には、さまざまな合成成分が配合されており、酒さの皮ふに使うと滲みて症状を悪化させる懸念があります。一定程度の皮膚の刺激性があるため、乾燥するにつれて皮ふにピリピリとした刺激感がでるのです。合成成分によって徐々にバリア機能が破壊され、やがて肌トラブルを引き起こすします。滲みるということ自体が、肌が嫌がっている証拠なのです。主な副作用として、皮膚炎、かゆみ、発赤、発疹、潮紅、皮膚刺激感、紫斑などが報告されています。
ヒルドイドの様々なタイプ
ヒルドイドでむしろ悪化
ある商品のヒルドイドの成分をみると、グリセリン、白色ワセリン、スクワラン、セタノール、還元ラノリン、セトマクロゴール1000、モノステアリン酸グリセリン、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、カルボキシビニルポリマー、ジイソプロパノールアミンなどが記載されています。ステロイドと一緒に処方されることが多く、合成ポリマーや合成界面活性剤も含まれています。
つぎの東京都の女性の方は、ヒルドイドを使ってむしろ悪化したと述べられています。
『２年ほどまぶたのかぶれに悩まされておりまして、皮膚科に通うとステロイドやヒルドイドを処方されて、とにかく保湿する様にと言われておりましたが、むしろ悪化を繰り返しておりました。薬はやめてとにかく優しい成分の化粧品で保湿だ！と思い色々試しましたが保湿をすると悪化するの繰り返しで困り果てていました。「しゃべくりおばちゃん」という方のYouTube動画で酒さ様皮膚炎をしり、もしかして私もこれかも！と思い、そこでオススメされていた御社のお試しセットを注文させて頂きました。」（東京都、Y.Y様）。優しい化粧品やオーガニックといわれるものにも、その多くに合成成分が配合されているので注意が求められます。
保湿は天然成分１００%がベスト
肌の保湿を目的にするのであれば、天然成分１００%の保湿剤を選ぶのがベストです。とくに酒さ・酒さ様皮膚炎、アトピー肌の場合は、ケミカル成分を含むものはすべてダメ。天然成分１００%のオーガニックで保湿するのが鉄則です。アトピー性皮膚炎で何を使ってもよくならなかったという声を耳にします。ところが天然成分１００%の化粧品を使うと、なんの刺激もなく、２，３ヶ月もするとどんどんよくなったという、たくさんの事例があるのです。
そもそも肌トラブルの原因の大部分が合成成分に起因しているので、合成成分をつけてよくなるはずがありません。合成成分は高温によって生成されるので、３７℃くらいの体温では分解できません。微量でも長く使用することで体内に蓄積していきます。保湿のためにヒルドイド類を使うことは、自ら悪化を招いているようなものです。天然成分１００%であれば体内でも自然界でも分解するので害がありません。単に保湿だけでなく、そこに含まれる多くの美容成分で、５年後、１０年後の肌を美しく育むのです。ヒルドイドや後発薬で一時的な保湿を期待するのでなく、天然成分１００%のモアオーガニックで、肌トラブルを回避して、いつまでも瑞々しく美しい肌を保ちたいものです。
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