モアオーガニックなスキンケア通販の「ぷろろ健美堂」を運営する白樺じっちゃんこと八幡です。

 

 

 

シャンプーのたびに抜け毛が排水口にたまり、フケやかゆみもあり、頭の毛がだんだんうすくなっていくように感じると不安なものです。額の生え際が後退し、頭頂部が薄くなると、鏡をみるたびに肩の力が抜けていきます。これって、じつは毎日おこなうシャンプーそのものが原因で、髪の毛と頭皮を傷めてしまったからなのです。この思いがけない落とし穴に気づいていない人がほとんどです。いったいどうして髪を洗うだけのシャンプーでそんなことになるのか。どうすればこの進行を止められるのでしょうか。

 

 

 

市販のシャンプーには、強力な洗浄成分の合成界面活性剤が使われています。その洗浄力の強さは、合成界面活性剤以外にも合成ポリマーなど、多くの合成成分が配合されており、台所洗剤をも超える強いものなのです。合成界面活性剤は、髪の毛の表面を保護しているキューティクルを溶かし、髪を裸にして、しだいに髪を細くしてしまいます。しっとり感やぬるぬる感は、キューティクルが溶かされているのです。テレビではシャンプーのコマーシャルで、女性が髪をしなやかに風になびかせてうつくしくみえますが、あんがい髪が細くなってなびいているのかもしれません。また合成界面活性剤は頭皮のバリア機能を壊してしまうので、頭皮がだんだん荒れて弱くなり、フケやかゆみ、抜け毛などの髪や頭皮のトラブルにつながります。

 

 

表皮と毛髪の構造


                    表皮と毛髪の構造

 

 

シャンプーで洗髪すると髪がさらさらになり、コシとツヤがでてダメージになるとは思えない、という声が聞こえてきそうです。たしかにそう感じられるように作られているからです。それはシャンプーに配合されている合成ポリマーの効果なのです。合成ポリマーはあたかもキューティクルのように髪の毛をつつんでツヤを与えます。リンスやトリートメントに配合されている合成ポリマーも同じです。毛髪はケラチンという繊維性のたんぱく質でできており、本来の弾力や強さはそこに含まれるシスチンの含有量で保たれています。しかし合成ポリマーの効果で、効果を錯覚しているあいだに、実際の髪の毛はシスチンが失われ、どんどん傷んでやせ細り、頭皮は荒れていくのです。頭皮のバリアが壊されると、合成シャンプーに含まれる有害な合成成分が頭皮の中に浸透していき、それが体内に蓄積されてしまうという深刻な問題も指摘されています。

 

 

 

髪の毛の構造は、表面を保護している毛表皮(キューティクル)、その内側の毛皮質(コルテックス)、芯にあたる毛髄質(メデュラ)からなる三重構造になっています。合成界面活性剤はまず表面のキューティクルをそぎ落とします。すると髪にツヤがなくなり、茶色っぽい毛になっていきます。さらに毛皮質まで削り取っていくと、髪の毛はだんだん細くなり、枝毛を生じたりします。また毛根が小さくなるので、生えてくる髪そのものが細くなっていきます。合成界面活性剤が毛根をこわすことで、毛根と毛根のあいだがしだいに広くなり、薄毛になって、髪の分け目が目立つようになります。また毛がよく抜けたり、頭皮にかさぶたができたり、痒みを生じたりすることもあります。そしてかゆいからまた洗う、洗うからさらに酷くなるといった悪循環に陥るのです。頭頂部や生え際がうすくなるのは、そこに最初にシャンプーの濃い液をつけて洗うことが影響しています。 

 

 

 

 

毛髪の三重構造


                 毛髪の三重構造

 

 

こうした事態にならないようにするには、迷うことなく石けんシャンプーに切り替えることです。石けんシャンプーは合成シャンプーのようにキューティクルを剥がしたり、毛皮質を削り取ったりするようなことはありません。ただそれまでに髪の毛が傷んでいると、石けんシャンプーの使い始めにきしみを生じることがあります。それは合成シャンプーで髪の表面のキューティクルがなくなっていて摩擦を生じるためです。石けんシャンプーでうまく洗えないのは、髪の毛がダメージを受けている証拠ともいえます。

 

そのときは石けんシャンプーをたっぷりめにつけて、二度洗いします。そのあとよくすすぎ、酢またはクエン酸を洗面器にうすめた水でリンスします。するとアルカリが中和されてきしまないサラサラ髪になります。石けんシャンプー専用のリンスを使えば問題はなくなります。髪のダメージが大きくて石けんシャンプーでどうしてもうまく使えなければ、しばらくクレイで洗うことをおすすめします。クレイは泡がでませんが、きしみなくさらさらに洗いあがります。髪の毛は1ヵ月に1cm弱ほど伸びます。このため2,3か月たつとキューティクルがある髪が伸びてくるので、そこで再度石けんシャンプーを試すとよいでしょう。

 

 

 

               ぷろろ毛髪石けんシャンプー

 

 

 

キューティクルは髪を保護する20枚ほどの透明な層でできていて、毛髪に占める厚さは10%ほどに過ぎませんが、硬く角化して、油になじみやすく、水や薬液をはじき、髪本来のつややかさをつくりだしています。石けんシャンプーを使いつづけると、やがてキューティクルが備わった髪がよみがえってくるので、石けんシャンプーしてもきしまなくなります。すると髪も頭皮も健康を取り戻し、フケやかゆみ、抜け毛もなくしだいになっていきます。

 

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