モアオーガニックなスキンケア通販の「ぷろろ健美堂」を運営する白樺じっちゃんこと八幡です。

 

 

 

化粧品の成分による肌トラブルが増えるなか、植物由来の原料使用とか、肌にやさしい植物エキス使用などをうたう化粧品の広告が目立つようになっています。最近では、植物から特定の成分を取りだす技術がすすみ、石油からではなく、植物からも合成成分が作られるようになりました。それを配合することで、「植物由来成分配合」「植物成分使用」など、安全性ややさしさをアピールする戦略がとられているのです。とくにオーガニック系の化粧品や自然化粧品などにその傾向がみられます。では、原料が植物由来でありさえすれば安全と考えてよいのでしょうか。

 

 

オーガニック化粧品を使っていたのに最近肌荒れするようになった、どんな化粧品を使えばよいかといった相談をうけることがあります。そこでどんな化粧品を使われていたか聞いて成分を調べてみると、ほとんどは合成ポリマーやフェノキシエタノールといった防腐剤や殺菌剤などが使われています。なかには主体がケミカル成分なのに、そこにいくつかの植物エキスを配合しただけで、安全のイメージづくりに利用しているものや、全成分がどこにも公表されていないケースもあります。酒さや、酒さ様皮膚炎などの敏感肌では、こうした化粧品を使うと刺激になり、アレルギーや炎症を悪化させので、成分の確認は必須です。ところが、そんな肌でも、天然成分100%のオーガニック化粧品ならほぼ問題なく使えるのです。ただ天然成分100%は市場全体で1%ほどしかないので、ほとんど見つけることができません。

 

 

ここでいえるのは、敏感肌にはケミカル成分が刺激になり使えないが、天然成分100%であれば使えるということです。ただ、植物由来の成分といっても、単離されたものは合成成分です。単離とは、植物の複合的な成分から、特定の成分だけを取りだしたものをいい、自然界にはない成分なので、ケミカル成分と同じ作用をもちます。最近では、合成成分は石油から作られるとは限りません。それが植物を原料にしたものであっても、合成成分であることに変わりないのです。

 

 

自然界にないものは、体内に分解する酵素がないため、デトックスすることができません。たとえ微量でもそれが長い年月のうちに体内に蓄積し、活性酸素を発生させます。それが細胞を酸化させ、さびつかせるのです。ストレスや出産、更年期などを契機に、とつぜん肌荒れや炎症を引き起こしたりします。医学的には因果関係が不明とされ、治療法も確立できていません。このためステロイドや抗生物質で炎症を対処療法的に抑え込む処置が施され、バリア機能を破壊しつづけることで慢性化します。

 

 

 

太古の昔から化粧品は植物から作られていました。世界的にみても薬物療法と一体になって進展してきたことがわかります。古代エジプトの「エーベルス・パピルス」、インド伝統医学の「アーユルヴェーダ」、中国の中医学、日本では「医心方」などがそれです。もちろん植物のなかには毒性の強いものや、触れるとかぶれるものもあります。世界各地では、それぞれの地域で祖先たちが、長い歴史の中で使用してその良し悪しを学びとり、よいものを選別して言い伝えてきたのです。これは人類の貴重な文化であり、大切に伝承されるべき財産といえるものです。

 

 

 

 

                         

                     有機栽培のオーガニック原料

 

 

 

伝承された有機栽培植物を原料に作られるのが、オーガニック化粧品です。有名な女優さんたちは、このような有用な植物原料から作られるオーガニック化粧品を使い、美しさや健康を保っています。テレビのCMで「わたしはこれ1本!」などとオールインワン化粧品を宣伝している女優さんが、そのオールインワン化粧品を使っているわけではありません。女優さんの仕事は演じることです。化粧品会社のイメージキャラクターとして、その商品イメージを上手に演じることで報酬を得ているのです。だからそのイメージに惑わされるのでなく、そこに配合されている実際の全成分をよく見定めることが大事なのです。

 

 

化粧品は「薬機法」という法律に定義されています。医薬品や医薬部外品のように、基本的に普通の化粧品は効果効能をうたうことができません。ただその効果を客観的に証明できる場合は画一的に排除されないとされ、つぎのように定義されています。

「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を整え、又は皮膚もしくは毛髪を健やかに保つために、身体に塗装、散布その他これらに類する方法で使用されることを目的としている物で、人体に対する作用が緩和なものをいう。ただし、これらの目的のほか・・(略)・・医薬部外品を除く」。ここで注意したいのは、医薬部外品は化粧品の定義に含まれていないことです。シミを消す美白化粧品は医薬部外品なので、そこに使われている成分の作用や効果、肌に与える影響などに注意しなければなりません。

 

 

植物には化学式で表すことのできない無数の成分が含まれています。合成成分と植物エキスの大きな違いは、単一成分の合成成分が副作用をもつのに対して、植物エキスは副作用がないことです。数えきれないほど多くの成分を含んでいて安定しており、副作用を示さないのです。しかし単離された成分は植物由来であっても副作用があるのです。植物エキスは加熱などによって成分バランスが失われないように、抽出にあたっては低温で丸ごと抽出し、肌に対して安定的かつ穏やかに働きかけるものに仕上げることが大事なのです。

 

 

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