流血ブリザード ミリー・バイソンの気合いだ!バッチコーイ! -29ページ目

キングコブラ青春こじらせ物語 ①ミリー・バイソン誕生前夜

流血ブリザードの曲に『西成MOTOR CITY MAD BRAIN』ってのがある。
そのせいか、流血は西成を拠点に活動してたと思われがちだが (実際メンバー達は住んでたが)、アタイは心斎橋アメリカ村の方が思い入れが強い。
アメ村の真ん中にあるトライアングルディストリクト、三角公園。その真ん前にあるピンク色のビルKING COBRA、略してキンコブがアタイらのホームグラウンドになっていった。


キンコブが2018年の3月に移転するらしいから、いっちょ1/6(土)に流血ブリザードの新春ワンマンをやることにしたぞ。


そして、これから7回に分けて、大阪ミナミで青春をこじらせてた2008~2011年頃の記憶を書いてみたい。
当時のキンコブでのパフォーマンスについては、ボーカル・脱ぎ・投げ担当のユダが何かの機会に語ってくれると思うから、個人的な記憶を書くことにするな。まだ、KING COBRA SQUATができるはるか前の話だ。

2008年、26歳のアタイは下着メーカーで働きながらMINKSというガールズバンドをやってて、当時はギターボーカルだった。


ユダとは共通の知り合いの飲み会(と書くと合コンぽいけど、バンドマンと芸人ばっかだった)で出会った。第一印象は、前髪パッツンの自慢話が多い(そして長い)おしゃべり男。
ユダは流血ブリザードというパフォーマンス集団をやっているらしく、その体を張った武勇伝を聞かせるため、電話帳に入ってる番号に手当たり次第電話しまくってるようだった。それはアタイにも飛び火した。一度電話に出たら、三時間くらい自慢話を聞かされたものだ。

ある日、アメリカ村のKING COBRAで流血ブリザードのパフォーマンスがあると聞いて観に行った。


丸眼鏡をかけたキモオタ風の神丘ユダ
日の丸ハチマキを巻いたゲイ風の玉砕シロウ
犬の首輪をつけた変態風のアトランティス木田の三人が出てきて、
男同士絡み合ったり
刺身を女体…いや男体盛りしたり
パンツに爆竹を入れて爆破させたり

さらに彼らは汚ならしい乞食をステージに引っ張り出してきて
その乞食の脂ぎった頭に卵をぶつけ
生卵が絡んだ乞食の髪の毛をねちっこく舐めていた。

こ、これはまさに…


パァァァァンク‼


音楽ではない形のパンクだと、妙に納得して帰ったのだった。

しかしユダは音楽好きで、パンク~ハードコアに詳しかった。過去にバンドをやっていたらしく、アタイが電話に出ると、自慢話の後に「バンドやらへんか」と時々言われていた。でも、自分のバンドがあるから断っていた。

そのうち流血ブリザードは、シロウが抜けて、ユダとアトランティスのコンビになっていた。
ある日、ユダから「流血ブリザードをバンドにしようと考えてる。北斗の拳のジャギみたいなルックスで、漫画に出てくるような、ジャンルもよくわかってなさそうな間違ったロックバンドにしたい。」という電話があった。

それはなんだか、面白そうに思えた。バンドをかけもちしてでもやってみようか、と思った。まぁその時は、軽いノリで「やる!」って答えた。

さっそくユダとアトランティスと打ち合わせをすることになり、当時島之内に借りてたシェアハウスに二人を呼んだ。
するとおもむろにアトランティスが紙にさらさらと絵を描きはじめた。


「なに、これ??」

アトランティス「ミリーの衣装。」
イメージはTOSHIと娼婦の融合、みたいなことを言われた…X JAPANファンに怒られるかもな 汗

「…ところで、これってホットパンツ?」

「ホットパンツより、ビキニパンツがいいな。ドラクエのデイジーとか、だいたい女戦士ってビキニパンツはいとるからな!」

イメージはTOSHIと娼婦やろ?オマエらの個人的な趣味ちゃうんか?と思ったが、とりあえずビキニパンツを探しにいくことにした。

-つづく-