「私は科学だけを信じる」という人は、大きなチーズに穴を開けて食べ続けるが、永遠に全体を食べることができない人に似ている。

世界はチーズ全体である。

科学はデータに基づいて帰納法を用いて得られる知識。データがなければ何も言えない。

世界はデータを集めることが「原理的にできない」領域がたくさんある。たとえば、死後の世界。

死後の世界があるのか、死後に何が起きるのか、データを集めることは不可能である。

臨死体験者の証言は、「それが本当に死後の世界の証言なのか」について証明はできない。

科学者は、データを集められる「ごくごく限られた領域」についての断片的な知識しか集められない。

だから、チーズに穴を開けることはできるが、全体を食べることは永遠にできない。