現代人は、2段階の洗脳をかけられている。


(1)近代合理主義の洗脳

(2)マルクスの洗脳


(1)

近代合理主義を確立したカントにおいて、人間は創造者になった。

人間は万物を裁き、現実世界を構成する神である。

神の啓示すらも、人間が評価してもよい。

現代人は、クリスチャンが「聖書によると、万物の主権者は神であり、神の意見にしたがって事物を解釈すべきである」というと、「それは、偏っている。中立ではない。」という。

クリスチャンが「聖書によると、クリスチャンだけが世界の支配者として正式に任命されているので、選挙権をクリスチャンに限定すべきだ」というと、「人それぞれ意見は多様である。聖書に基づく思想は、数多ある思想の一つに過ぎない。クリスチャンだけの考えで世界を統治するのは間違いだ」という。

ここでわれわれが誤解してはならないのは、現代人はけっして中立ではないということだ。

現代人は、カント思想の「万物の究極的権威は人間である」という前提を受け入れている。

しかし、聖書は「万物の究極的権威は神である」と教えている。

現代人は、エデンの園におけるアダムとエバの選択に賛同している。


そこで女が見ると、その木は、まことに食べるのに良く、目に慕わしく、賢くするというその木はいかにも好ましかった。それで女はその実を取って食べ、いっしょにいた夫にも与えたので、夫も食べた。(創世記3・6)


現代人は、「自分の思想は、創造者の主権を拒否し、反逆したアダムとエバの立場を中立と誤解している」と気づくべきである。

(2)

カント主義は、神が創造した世界を神の意見に従って統治する必要はない、人間が無根拠に解釈し、統治してよいとする立場であり、それを現実社会に適用したのがマルクスである。

「神の被造世界の再構成者」を自認するマルクス主義者たちは、自らをも騙して「この世界は進化によって自然にできたものであり、神の被造物ではない」と信じており、それゆえ「神の意見などに従わずに、人間が勝手に世界を作り替えてよい」と考えている。

中共が「遺伝子操作で、なかなか死なない体になった兵士の軍団」を作っていると言われる。

このような、神の似姿である人間の尊厳を踏みにじる恐ろしいことができるのも、「自分の考えで勝手に世界を解釈し、世界を作り変えてよい」という前提に立っているからである。

(3)

今、トランプを支持するアメリカ人が(2)を拒否し、「合衆国憲法に帰れ」と言っているが、合衆国憲法は(1)の立場に立っている。

アメリカは建国の当初から、キリスト教国ではなかった。

建国の父たちは、近代合理主義者であり、「中立教」の信者であった。

彼らは聖書を最高権威として認めなかった。

憲法を制定する会議において、彼らは秘密会議を開き、クリスチャンを閉め出した。

アメリカは最初から謀略国家であり、キリスト教に敵対していた。

アメリカをキリスト教国家と見る人は、完全に誤解している。

(4)

アメリカは、現在、18世紀に打ち立てた建国の土台を試されている。

その「中立教の神話」が崩壊しようとしている。

聖書啓示を相対化した建国の父たちの権威が揺らいでいる。

「アダムとエバはエデンの園から追放されるべきではなかった。彼らはそのまま統治者として留まればよかった」という考えが試されている。

「ノンクリスチャンに選挙権と被選挙権を与えても問題はない」という考えが試されている。

(5)

聖書だけが不動の礎である。

永遠に揺るがないのは、神の言葉だけである。

聖書は、「イエス・キリストは神の試験に合格し、エデンの園に入り、世界を統治する権威を受けられた」と述べている。

イエス・キリストだけが、合法的な世界の支配者である。

紀元70年に再臨されてから、世界はイエス・キリストの王国となっている。

アメリカは、このイエス・キリストの支配を拒んだ人々によって作られたので、崩壊する。

アメリカが生き延びる唯一の道は、「神的でもない悪魔的でもない中立の土台が存在する」「神の民でなくても統治者になれる」とする建国の理念を捨てて、聖書の主張を受け入れることである。

(6)

日本は、初代教会のクリスチャンたちによって建てられた国である。

それゆえに、2000年の間、一度も滅びることなく続いてきた。

日本人は、この事実に立ち返って、アメリカ人をはじめ、世界の人々に真理を示すべきである。