「そのとき、イエスはもう一度大声で叫んで、息を引き取られた。すると、見よ。神殿の幕が上から下まで真っ二つに裂けた。そして、地が揺れ動き、岩が裂けた。また、墓が開いて、眠っていた多くの聖徒たちのからだが生き返った。そして、イエスの復活の後に墓から出て来て、聖都に入って多くの人に現われた。」(マタイ27・50-53)
復活の第一号はイエス・キリストである。
しかし、今やキリストは、眠った者の初穂として死者の中からよみがえられました。(1コリント15・20)
しかし、マタイのこの箇所によると、イエスの復活前に「眠っていた多くの聖徒たち」が蘇ったことがわかる。
なぜならば彼らの「からだが生き返った」のは、イエスが「息を引き取られた」ときだから。
物理的に言うと、復活の第一号はこれらの「聖徒たち」である。
しかし、聖書の解釈では「キリストは、眠った者の初穂」である。
このマタイの箇所をよく読むと、彼らはイエスが復活されるまで「開いた墓」の中にいた。
3日間、外出できるにもかかわらず、彼らは墓の中に留まっていた。
当時の墓は横穴式洞窟のような形状をし、入り口に大きな石が置いてあった。
イエスが息を引き取ったときに、その石が入り口から何らかの形で排除されたのである。
おそらく地震の影響だろう。
地が揺れ動き、岩が裂けた。また、墓が開いて、
イエスが「復活の初穂」と呼ばれ、イエスよりも先に復活していた聖徒たちがそのように呼ばれていない。
この「差」は一体何か。
聖書の基準では「墓から出ること」が「復活」なのである。
体が蘇っただけでは復活ではなく、墓から出ないと復活とは呼べない。
聖徒たちは「イエスの復活の後に墓から出て来」た。
イエスは「墓から出てきた第一号」だったので「復活の初穂」と呼ばれている。
クリスチャンはイエスとともに蘇った者たちである。
あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです。(コロサイ2・12)
蘇った者が、墓に入ってよいだろうか。
聖書が「墓から出ることをもって復活とする」と述べている以上、クリスチャンは墓を作ってそれに入るべきではない。