繰り返しになりますが、カルヴァンがプレテリズムであったことは、千年王国を戦う教会をとらえていたことから明らかです。

では、なぜローマ法王を反キリストとしたのか、というと、それは、聖書理解が進んでいなかったからです。

カルヴァンは黙示録だけ注解していません。

プレテリズムは、ダニエルの預言から正しく導き出せる教えであり、何度も言いますが、マタイ24章のイエスの御言葉「再臨の前兆はこの時代に起きる」が決定的な聖書的根拠です。

聖書から離れた解釈を行っているのは、ローマ法王反キリスト説のほうです。

エドワード・ヘンドリーは、マタイのこの箇所について絶対に合理的に説明できないでしょう。すべての反プレテリストと同様に。

これについても説明できないでしょう。「しかし、わたしは真実をあなたがたに告げます。ここに立っている人々の中には、神の国を見るまでは、決して死を味わわない者たちがいます。」」(ルカ9・27)

「聖書のみ」の原則に従って、ローマ法王反キリスト説を唱えることのできる人は一人もいません。

なぜならば、聖書は「再臨はイエスの時代に起きる」と明言しているからです。

黙示録は小アジアの7つの教会のクリスチャンに当てた手紙であり、「聖書は直接の読者が読んで理解できないようなことは書いていない」という聖書解釈の大原則を適用するならば、絶対に獣をローマ法王と解釈することは不可能です。なぜならば、ローマ法王なるものが当時いなかったからです。