映画『Fukushima 50』を見た。
大変見応えのある素晴らしい映画だった。
1号機、3号機はベント成功したが、2号機は失敗。
”2号機の注水が停止しベントもできない危機的な状況に陥っていた3月14日から15日にかけて、吉田所長は、このままでは格納容器が破壊され核燃料が全て出てしまう、原子炉の圧力破壊が起きると考えていたという[287]。「放射性物質が全部出てしまうわけですからわれわれのイメージは東日本壊滅ですよ」と語っている。”(Wikipedia―福島第一原子力発電所事故)
格納容器の爆発に直面していたこの時期、日本は滅亡の危機に瀕していたことになる。しかし、最悪のシナリオはぎりぎりのところで回避された。なぜ救われたか、その理由ははっきりしていない。
”実際には、2号機は圧力破壊には至らず、格納容器の配管の繋ぎ目が壊れたり蓋に隙間が出来たりして、部分的に放射性物質が漏れ出したのではないかとみられる[290]。なぜ2号機が決定的に壊れなかったのかは、十分解明されていない[291]。”(同上)
菅直人総理大臣が想定した最悪の事態は、”チェルノブイリ事故で適用された基準を当てはめると、170km圏[296]で強制移住、東京を含む250km圏[297]で避難を求めることが必要になること”であった。
事実、2013年11月8日、ハフィントン・ポストにて、最悪の場合東京を始め首都圏を含む5000万人の避難が必要となる可能性があったと述べた[298]という。
私は、神が日本を守ってくださったと信じている。
この映画は、事実に忠実であるため、最後に危機回避できた理由が明らかにされていない。そのため、ラストが盛り上がりに欠ける面があるのが残念である。しかし、全編にわたって吉田所長をはじめとする現場作業員の献身的な努力が感動的に描かれており、当時現場で何が起きていたかをわれわれに知らしめる貴重な記録であると言える。