Babymetalのバックバンドのギタリストが1月5日に天体観測中高所から落ちて死亡した。 

才能がある人だったので惜しい死である。 

前からたびたび指摘しているように、ロックバンドでは申し合わせたようにメンバーが一人変死する。 

ローリング・ストーンズしかり、レッド・ツェッペリンしかり、ビートルズしかり、X-Japanしかり、T-Rexしかり・・・。 

私にはどうしても「成功の代償」としか思えない。つまり、取引である。 

「お前たちに成功を与えよう。しかし、一人いただく」。 

Babymetalもそうだが、上記のすべてのグループは、神がかっている。 

人間業ではない魅力的な音を作る。 

たとえば、ポール・マッカートニーは、イエスタデイのメロディを寝て起きたら口ずさんでいたという。 

この曲はとても人間が作ったとは思えない。 

メロディもそうだが、ポールのギターが超人的だ。あのアコースティックギターは彼以外、誰も弾けない。 

やってみたらわかる。テクニックではない。味である。独特な味。 

ギターがうまい素人と、商業的に成功するプロの違いは、味である。 

テクニックなら努力でなんとかなるが、味は生まれつきのもの。努力してもどうにもならない。 

多くの人を惹きつけ、レコードやCDを買いたい気持ちにさせるのは、天性の才能である。 

Babymetalは、初期の作品には超人的な魅力=味があった。 

彼らがこれだけ有名になり、人気を獲得したのは、この味があったからである。 

しかし、途中から一挙に凡庸になる。日本人で、ビートルズ並にこの味を出し続けられる人はこれまでいなかった。 

中田ヤスタカがPerfumeのために書いた初期の作品には超人的な魅力があった。 

しかし、途中で突然凡庸になった。 

私は、ミュージシャンそれぞれに与えられているこの超人的な魅力の源泉は、霊だと考えている。 

飛び抜けた才能のあるレッド・ツェッペリンのジミー・ペイジは初期のころ、超人的な曲を書き、演奏した。 

霊の後押しがあったからだろう。 

しかし、あるときから凡人に毛の生えたレベルに落ちた。曲を出してもヒットしなくなった。 

歴史を変えるような人は、霊的存在によってそれぞれに与えられた使命を果たすと、その超人的な力を失うのだろう。 

ジョン・レノンが「私は、もっと曲を書かなければならない」と言ったときに、私は、手塚治虫と同じ「におい」を感じた。 

手塚治虫は「アイデアがこんこんと湧き上がってきて漫画を描かずにはおれない」という趣旨のことを述べたが、彼には霊的存在から与えられた使命があったのである。 

ジョン・レノンにもそれがあった。彼は自らの歴史的使命を果たすまで仕事を辞めることができなかったのだろう。 

もちろん、霊的な何かがなくても、彼には並外れた才能があった。しかし、才能だけでは歴史は変えられない。 

すべての超人には、霊的な世界において霊的な存在が決定した使命があるのだろう。 

その「あらかじめ定められたコース」を果たせるように、霊的な存在たちは、環境を整え、仕事が成功するように導く。 

「あの時代、あの状況だから、彼の才能は、火花を散らし、世界を爆発させた」のである。 

神は、寸分の違いもなく、すべてをご計画のとおりに実行される。 

それが悪魔的な仕事であっても、神は、悪魔が活動するのを許されることによって、その仕事をご計画どおりに成就される。 

ビートルズの音楽がなければ、これだけニューエイジ思想が世界にはびこることはなかっただろう。 

神は、一時的に悪魔の活動を一定程度黙認されることによって、この動きを抑制されなかった。 

神は、ユダがイエスを裏切ることを抑制されなかった。 

それは、イエスの使命が成就されるためである。 

ジョン・レノンとポール・マッカートニーが出会わなければ、世界はこのようにはなっていなかった。 

ドラムをリンゴ・スターに変えたことについて、ジョージ・ハリソンは「リンゴでなければならなかったのだ」と言ったが、それが神の計画だったからだ。 

われわれも、「あの人でなければならなかった」「あの出会いは起きるべくして起きた」と感じる出来事が過去にあるだろう。 

すべて「落ち着くところに、落ち着く」のである。 

悪魔に利用されて、悪い影響を与えることを抑制されない人は、人間的に見れば気の毒である。 

たとえば、アルミニウスは、カルヴァン主義を破壊するために、自分に与えられた仕事をした。 

これも彼からすれば「落ち着くところに落ち着いた結果」である。 

悪い仕事をするために生を与えられる人は、人間的に見れば気の毒である。 

しかし、神がそのように決定されたのだから仕方がない。 

私は、自分の人生がただひたすらに善と人の徳を高めるためにのみ使われることを望む。 

神の御民として選ばれた人は、本当に自分の幸運(語弊があるが)に感謝すべきである。 

私は、永遠の昔に、自分が神の国のために選ばれたことを感謝する。 

いくらお金を積まれてもアルミニウスや、ビートルズのメンバーになるべく選ばれることを望まない。