イエスは言われた。「わたしが見ていると、サタンが、いなずまのように天から落ちました。
確かに、わたしは、あなたがたに、蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けたのです。だから、あなたがたに害を加えるものは何一つありません。(ルカ10・18-19)


ここで3つのことが言われている。

1.サタンが、いなずまのように天から落ちた

サタンは、この世界の主権を奪われた。

天とは、地(世界)の支配者の王座である。

アダムを堕落させてから、世界はサタンに牛耳られていた。

しかし、イエスが来臨し、サタンを天から追い出された。

「世界は悪い者に支配されている」と言われている場合、それは、ノンクリスチャンが支配されているという意味である。クリスチャンは、サタンの支配下にはいない。

すなわち、現在、世界は、全世界を支配されるキリストのもとで、サタンがコロニーを作り、その中にノンクリスチャンがいるという状態である。

福音伝道とは、そのコロニーから人々を救い出して自由にすることである。

2.蛇やさそりを踏みつけ、敵のあらゆる力に打ち勝つ権威を授けた

「蛇やさそり」とは、毒を持ち、人々を苦しめ、殺す者(悪霊と悪人)の象徴である。

クリスチャンには、こういった邪悪な者たちに勝利する権威が与えられている。

「踏みつけ」るのである。

神は、エデンの園において「女の子孫はおまえの頭を踏み砕くだろう」と約束された(原福音)。

女の子孫、つまり、キリストは、サタンの頭を踏み砕く。

頭は、体の中の中枢であり、ボクシングでも、そこをやられ、失神すると攻撃できなくなる。場合によっては、死ぬ。

キリストの体である教会(つまり、クリスチャンの集合体)は、サタンを失神させ、殺すことができる。

クリスチャンは「敵のあらゆる力」に打ち勝つことができる。

「あらゆる力」である。

どのような悪魔の力も、クリスチャンには勝利できない。

つまり、われわれは、全戦全勝で勝ち進む権利がある。

3.あなたがたに害を加えるものは何一つありません

原福音において、「へびの子孫は女の子孫のかかとにかみつく」とある。

サタンは、キリストを攻撃するが、「かかとへのかみつき」にとどまる。

サタンの攻撃は、「常に」クリスチャンに対する「軽微の抵抗」でしかない。

われわれに問題が生じても、それは致命傷にはならない。

われわれにとって試練とは、重大な問題ではない。

逆に、サタンは、かみついたかかとで、頭を踏みつけられる。

われわれにとって試練とは、「常に」相手に対する致命的な攻撃に変わる。

試練の中にいる人は、その試練が終わった後に、敵を倒すことになると自覚すべきである。

4.

サタンの活発な活動は、クリスチャンの支配の予兆である。

サタンが世界を支配しようとしている現在、われわれは、その後にサタンの滅亡が待っていると知る。

今、われわれは、イルミナティの活動や、911や311などのテロ、様々な邪悪な現象が、ことごとく「偽メシアの世界支配」につながっていることを理解した。

問題は、ドミニオン(支配)なのである。

陣取り合戦なのである。

敵が支配を目指している中、クリスチャンの側には再建主義が現れ、聖書の主張が「神の国の世界支配」にあることを学んだ。

つまり、神とサタン、善と悪の戦いの本質は、「世界支配」にあるということが、明確になりつつあるのである。

麦も毒麦も、その姿をはっきり現しつつある。

善の勢力も、悪の勢力も、その本質がはっきりと現れている。

これこそが、裁きである。

神が「毒麦を火にくべる」時が近づいている。

5.

われわれは、世界を相続するだろう。


そのようなわけで、世界の相続人となることは、信仰によるのです。それは、恵みによるためであり、こうして約束がすべての子孫に、すなわち、律法を持っている人々にだけでなく、アブラハムの信仰にならう人々にも保証されるためなのです。「わたしは、あなたをあらゆる国の人々の父とした」と書いてあるとおりに、アブラハムは私たちすべての者の父なのです。(ローマ4・16)


「信仰」を持つクリスチャンは、「世界の相続人」になる。

悪魔も悪魔の手先も、世界を相続できない。

ただ「信じる者だけが」世界を支配する。