『宇野正美 アメリカの敗北が起きる日 1/2』

https://www.youtube.com/watch?v=es_dbd7E6uI

123便については、興味深い考察だと思ったが、アベノミクスの経済政策について、とくに量的緩和について誤解があると思うのでひとこと。

「紙切れを作って経済成長とするのはまやかしだ。実体経済が成長しないとだめだ」

違います。

今日銀が量的緩和しているのは、経済を成長させるためではなく、経済が成長するのに必要な媒介物を増やすため。

お金というのは、血液のようなもの。

実質的なものを媒介する役割を果たす。

現代社会では物々交換はめったにしない。お金を媒介としてものとものを交換する。

体の中で血が足りないと、栄養や酸素などを運べなくなり、倒れてしまうように、お金がないと経済がだめになる。

経済の貧血状態をデフレという。

現体制では、どんなに働いてもお金の量を増やすことはできない。

なぜならば、貨幣の管理は日銀において統一されているから。

貴金属が通貨になるならば、自前でお金を調達できるので、デフレにはならない。

しかし、紙幣の場合は発行元が限定されている。

日銀がお金を刷らないとどうしようもない。

経済の規模が大きくなるには、ものとものの交換に用いる媒介物であるお金が必要だが、それが足りなくなっている。

体が大きくなっているのに血液が子供のときのままなら、成長できないのと同じ。

経済成長のためには、それに見合った量のお金を作る必要がある。

しかし、日銀は間違った政策によって、お金の量が足りないのを放置してきた。

そのために、本来成長できるはずの日本経済が成長できなかった。

これが、失われた20年の本当の原因。

「日本は紙切れだけでもっている実体のない経済だということがばれる」

これも間違い。

日本は供給能力は高い。

技術もあるし、労働力もある。

供給能力があるのに、需要が足りないからデフレになる。

デフレになると、先行き不安のため投資しなくなる。

ますます需要がしぼむ。

デフレスパイラル。

だから、量的緩和と同時に、どんどんと仕事を作らなければならない。

しかし、財務官僚が間違った政策、増税によって需要を減らしている。

消費税増税により、人々がものを買わなくなっている。

意図的にやっているのか、単なるバカなのか。

今の日本、本当に、指導者が悪い。