ISD条項の例:

一つ目は、カナダ政府とエチル社の例です。

カナダ政府は、マンガンを含むガソリン添加剤を禁止しました。その理由は子どもたちの知能の低下という問題です。これに対してエチル社は、ISD条項でカナダ政府を提訴しました。

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カナダ政府は立証責任を負うことになりましたが、マンガンを含むガソリン添加剤に20年間子どもに被曝をさせて立証させるということは現実的にできませんでした。結局、カナダ政府は巨額の賠償を行い、マンガンを含むガソリン添加剤を再許可することになりました。

メキシコ政府とメタルクラッド社の例

メタルクラッド社は、アメリカの産業廃棄物をメキシコに埋め立てる事業を行っている企業です。その埋立地の周辺に住む子どもたちに、様々な病気が発症するようになりました。これを受けてメキシコ政府は同社の契約を破棄してグリーンベルトとして指定しました。

これに対してメタルクラッド社は企業の利益を侵害する行為だとしてメキシコ政府を提訴し、メキシコ政府は敗北する結果となりました。巨額の賠償を行い、埋め立てを再許可することになりました。

https://twitter.com/mama_jp/status/655905014083284992