結婚式を控えた1月か2月に、帰宅した主人が満面の笑みでおもむろに「はい」と鞄から取り出しプレゼントしてくれたのが鮮やかなminaのカバーのほぼ日手帳でした。
主人はたまに気分ののった日に、眠る前のベッドでほぼ日刊イトイ新聞の糸井重里さんのコラムを朗読してくれます。私は主人の朗読の抑揚やリズムがとても好きです。
手帳をくれた日の糸井さんは、「何事も10年やれば玄人だ」みたいな話を語っていた気がします。
その時期のわたしは仕事でずっとつまづきを感じていて、どうしたものか日々悩んでいました。
特許の業界に関わって10年目。ただし業務として翻訳を始めてからはそのときまだ1年弱。
主人の朗読してくれた今日のダーリンを何かの啓示のように思い、これを10年選手の1年目、としよう、と密かに心に思ったのです。
翻訳に関しては未だ悩みがつきません。
そもそも英文科でもなく帰国子女でもなく、海外留学すら経験した事の無い私、その上理系でもなく技術的バックグラウンドも全くない人間が、特許技術の明細書を英訳するなんて無謀にも程があり、諦めたほうがずっと楽!と思うのですが、けれどあきらめたくない。
いつの日か、どこか夫が仕事をするそばで、PC抱えてカリカリと翻訳し続ける、そんな自分の姿を夢見ているのです。それが特許でなくても良いだろう、とも思うのですが、けれどやっぱり、これまで10年自分がやってきたことに敬意を払いたいのです。
資格を取る、語学学校に行く、色々に焦る気持ちもありますが、まだ10年選手の2年目、と思えば何やら余裕を感じられるかも。
ちなみに1年目、は結婚生活についても同じくです。こちらは10年といわず死ぬときまでと思っていますが、いっぱしの「夫婦」になった10年目を想像するのも楽しい。
私は日記をつけることやスケジュール管理が苦手です。
もらったほぼ日手帳には日々使ったお金のレシートの額を記載するばかりですが、それだって1年目、積もり積もった日々の散在(笑)も10年たてば色々に面白いかもしれない。