今回は東京駅丸の内口と皇居前の和田倉門交差点を結ぶ道路である「行幸通り」について説明します。
記事 : 丸の内駅広場リニューアル 「行幸通り」と調和 毎日新聞より
行幸通りは主に、天皇が外出する(行幸)時に使われる道路です。皇室の公式行事や信任状捧呈式の際に使われます。
天皇が利用しない時は一般の歩行者や馬車の歩行のために解放されている道路です。
行幸通りは由緒ある道路であるため、整備において日本の「顔」として、歴史と文化を生かした風格のある街並みにデザインされています。
舗装や歩行証明、植栽、防護策、環境対策などあらゆる観点でデザインが工夫されています。
舗装は、馬車道空間を落ち着いた色調にして歩きやすさを考慮したり、幅員を73mと広さを確保して伸び伸びと開放的な空間に整備されています。
植栽は、道路の脇に芝生の緑を生やし、木はイチョウ並木を植えています。夏場は道路の舗装が太陽熱で熱くなるのを防ぐために、散水システムを道路に整備して、涼しい空間になっています。
一般の観光客にとって、行幸通りを最も利用する機会は、クリスマスのイルミネーションだと思います。
今年は12月24日から12月28日の5日間のみ、クリスマスイルミネーションである「東京ミチテラス2018」が開催されます。
こちらが公式ホームページです。
http://www.tokyo-michiterasu.jp/
行幸通りが鮮やかなイルミネーションで飾られて、幻想的な空間を体験することができます。あまりにも美しいためその場を離れるのが惜しくなると思います。
東京ミチテラス2018 公式ページより
普段でも東京駅に出向いて丸の内口広場や行幸通りを歩いたり、休憩場として利用するだけでもリラックスや満足ができますが、クリスマスイルミネーションで利用するとさらに感動が増して忘れてられない体験ができると思います。
しかし注意することは、1人で行くと周りの観光客のカップルにたくさん遭遇し、虚しさを感じてしまうことです。
冗談ですが、行幸通りは日本の歴史や文化を象徴するシンボルであり、観光名所としてもオススメですので、是非東京駅に来た時は足を運んでみてください。