川崎市にある岡本太郎美術館に行きました。

5歳の長男と3歳の次男が美術館に行くのは初めてのことです。どのような学びが生まれるか楽しみです。

 


駐車場に着き、車から降りた長男と次男。手には虫取り網と虫かご。美術館に行く装備ではありません。美術館は生田緑地の中にあります。たくさんの木を見た彼らは、「ここには虫がいるぞ!」と察知したようです。

 

駐車場から美術館に向かう途中で、珍しい虫を発見しました。タマムシです。



私も自然の中にいるタマムシは初めて見ました!次男が発見し、次男の虫かごへ。

こうなると、長男のライバル心に火が付きます。自分がタマムシを見付けていたら大騒ぎをするはずです。しかし、次男が見つけたことが悔しいので、タマムシにほとんど反応しません。必死に木や草むらを見ています。

 

 

美術館に到着し、何とか気持ちを紛らわせて中に入ることができました。

企画展に合わせて「超凱旋!タローマン」という展示イベントをしていました。私は岡本太郎が好きですが、タローマンという言葉は初めて聞きました。どうやら岡本太郎が描いた絵や、残した言葉による特設テレビドラマのようです。「太陽の塔や森の掟」などの作品が怪獣になっています。偶然その日の夜に「帰ってくれタローマン」という番組が放送されました。録画をして翌日見ましたが、実に面白い!家族みんなで夢中になって見ました。岡本太郎好きにはたまらない番組です。番組の中でタローマンの主題歌が流れました。「ばくはつだ!ばくはつだ!ばくはつだ!芸術だ!」さっそく曲を購入し、車の中で聴いています。次男は曲を覚えるのが早い!コンビニでこの歌を大きな声で歌っていました。横にいた女性が笑顔で見ています。この方もきっとタローマンを見たに違いない!!


じっくりと立ち止まって絵を鑑賞する子どもたちの姿はあまり見られませんでしたが、岡本太郎が作った椅子に座ったり、ときどき絵の前で立ち止まって見たりしていました。5歳や3歳なりの鑑賞の仕方があるのだと思いました。ここで見た経験が、必ずや何らかの力になり、どこかで発揮されることと思います。どこかで岡本太郎の作品を見たときに、「あ!あれ見たことある!」と思ってくれると嬉しいです。



 

美術館から外に出ると、再び虫取りが始まりました。

近くに池があり、ザリガニやコオイムシがいました。

落ちそうになりながらも追いかける長男と次男!いま一番好きなことは、虫取りだそうです。岡本太郎のように虫取りで突き抜けてほしい!と思いました。


 

近くに博物館のような場所があり、昆虫の標本がたくさんありました。長男が一番興味をもっていたのは、セミの鳴き声ゾーンです。ボタンを押すと、そのセミの鳴き声を聞くことができます。これまでに、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ニイニイゼミ、ヒグラシを捕まえている長男。残りはクマゼミとツクツクボウシとエゾゼミです!この夏に全て捕まることはできるのでしょうか!