先日、4歳の長男の幼稚園で発表会がありました。

踊りと合奏の発表でした。運動会に並ぶ一大イベントで、この日のためにたくさん練習してきたようです。発表の様子をカメラマンが撮影し、後日DVDとして販売されるほど、熱の入った活動です。

 

 

発表会当日、朝から登園するのを拒否する長男。

お母さんが説得をし、何とか幼稚園に行ったようです。約半年前の運動会では、泣きじゃくって踊ることができませんでした。さて、今回の発表会はどうだったのでしょうか。

 

 

私は小学校での授業があったため、参観することができませんでした。小学校で授業をしながら、長男の発表の時間が近づくと、「お、はじまるな!どうだろう!」と思いました。クラスの子どもたちにも、我が子のことをよく話をしています。発表会のことを伝えていたので、クラスの子どもからも「先生!はじまるね」と声をかけてもらいました。

 

 

どうなったかワクワクしながら帰宅しました。

長男は帰宅した私を見るなり、「おどれなかった…」と悲しそうにつぶやきました。

すぐにビデオで様子を見せてもらいました。

 

 

 

お、舞台の端っこで、先生に支えながら立っている子どもがいる。

踊っていない…これは、どう見ても我が子!!

 




 

 

 

というわけで、発表会でも踊ることができませんでした!それでも、運動会のときは泣いていたことを思うと、泣かずに立っていて成長を感じました。そして、次の合奏では、みんなと一緒に参加をすることができました。

 

 

 

私はこの長男の姿を見て、

踊らないことは逆に目立つのに、よく踊らないでいられるな!と思いました。また、踊らずにいたことで、舞台から保護者の顔がよく見えただろうな、どんな景色が広がっていたんだろう、どんなふうに感じたんだろう、何を考えていたんだろうと思いました。もちろん、決められたことをみんなと一緒にやる力は、社会に出て櫃異様な力だし、集団で生活していくためにはなくてはならない力です。でもその一方で、「自分は踊りたくない!」という意思を貫き通した長男も、たいしたものだと思いました。幼稚園だけではなく、小学校もそうですが、みんなが同じことをしないと、まるで悪いことをしているかのように扱われてしまうことがあります。


 

でも本当にそうなのでしょうか?

自分の意志で動くことも大切なことだと思います。

 

小学校で子どもたちを見ていても、みんなと同じ動きができない子がいます。教師として集団を動かす上では困りますが、でも自分の意思で動かないと決めれることはすごいことだとも思います。みんなと違う動きをしている子の方が、主体的に判断できる子に育つかもしれません。

 

 

でも親としては…一緒に踊ってよ!!

DVDどうするんだよ!?買うの??