小学校のグラウンドで遊んでいると、長男は喉が渇いたようで「水を飲みたい!」と私に言ってきました。涼しかったこともあり、水を持ってきていませんでした。そこで、小学校のピロティにある水道で水を飲ませることにしました。この水道は私が小学生の頃から何度も口にしていた水です。

 

普段出かけるときには、妻が必ず水筒を用意してくれています。そのため、長男は水道の蛇口からでる水を飲んだことが一度もありませんでした。蛇口から出る水を見て、長男は「わきみずだ」と言いました。飲み方が分からなかったようなので、私が手本を見せました。蛇口を回し、水が上に出るようにして飲みました。見様見真似で長男も水を飲みました。飲んだ直後に再び、「わき水はつめたくておいしいなー!」と言っていました。長男の姿をみて、次男も真似して水を飲みました。

 

大人にとって当たり前のことでも、子どもにとってはじめてのことはたくさんあるということを再認識させられました。大人がいろいろな経験に子どもを出会わせることは大切だと感じました。

 

 

今日、いつも遊んでいる公園に行くと、今までは一度も飲もうとしなかった水道の蛇口から水を飲み始めました。蛇口から出る水は、砂場で遊ぶための水だと思っていたようです。学んだ水の飲み方を活かして、ごくごく水を飲むことができました。そして一言。

 

「やっぱりわきみずは、うまいなー!」


長男よ、湧き水ではないぞ。水道水というんだぞ。

チャンスがあったら本当のことを教えます。