「タコが和牛より高い」

値上げ 変わる食卓の常識1

日経新聞 2024/06/11

 

 日経新聞の値上げ 変わる食卓の常識の記事の見出しに驚きました。「タコが和牛より高い」という見出しです。驚きました。

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5月31日、江戸川船堀店(東京・江戸川)。整然と並ぶ卵コーナーから10個入りのパックを手に取った東京都江戸川区在住のパート勤務の女性(64)に声をかけると「セールを利用しないと家計が厳しいわ」と深いため息をついた。

消費者の家計防衛意識が高まっている。スーパーの電子チラシなど買い物情報サービス「トクバイ」を営むロコガイドが3月に行った調査によると、卵や牛乳・乳製品で6割以上の消費者が物価高を感じていた。購入頻度の高い牛乳は「味」より「価格」を重視すると回答した。

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 「タコが和牛より高くなった」。大阪市内でたこ焼き店を展開する会津屋の社長は嘆く。たこ焼きに使うのはアフリカ大陸西部モーリタニア産のマダコ。欧州や中国でパエリアなどの具として人気が上昇して日本商社があおりを受ける。

 豊洲市場の冷凍タコの卸値は1キロ1668円と10年前の2倍。外食で使われるA2等級の和牛卸値(1キロ1550~1600円)を上回る。

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 ・・・1年の為替動向をみると対ドルの下落12%

 安いと思われていたタコが値上がり、そして牛肉も値上がっていく。食品の価格の高騰が食卓に迫っています。ともかく円安の弊害を何とかしなくてはなりません。