炎のマエストロ 84歳で意気盛ん

「わが祖国」を指揮

万雷の拍手

名古屋の聴衆に別れを惜しむかのよう

 

 

名古屋フィルハーモニー

522回定期演奏会

 

 昨日4月20日(土)、愛知県芸術劇場コンサートホールで第522回名古屋フィルハーモニー定期演奏会が開かれました。

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名古屋の聴衆にしっかり焼き付ける演奏

 新しい喜怒哀楽シリーズがスタートしました。チェコの人々の喜怒哀楽です。スメタナ生誕200年記念「わが祖国」の演奏会となりました。炎のマエストロ、コバケンは今年84歳になられました。年のことを感じることのない炎の若い若い演奏でした。82歳の時のWEBを観たら、週1回タクトを振るとのこと。スクワットをしている写真まで掲げてありました。体力のみならが、深い音楽への造詣と解釈は他に並ぶ者がない日本の宝になっています。あの小澤征爾が早朝3時間真剣に演奏会ごとに、演奏する交響曲の解釈に取り組んだように、コバケンも歳にかかわらず毎回研鑽研究を重ねているのでしょう。コバケンの代名詞となっているスメタナの「わが祖国」、しっかりと楽しみました。炎のマエストロ、ありがとう!

  昨日は、コバケンは名古屋の聴衆に別れを告げているような気がしてなりませんでした。強く強く焼き付けるような指揮でした。ありがとうございました。

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7月にも「わが祖国」の演奏

 ことしはスメタナイヤーとしてことで、7月にセントラル愛知の交響詩「わが祖国」の演奏があります。演奏が重なりますが楽しみです。チェコ人の音楽監督を永年勤めたレオシュ・スワロフスキーさんが戻った来ます。本当のチェコの香りを味わうことができそうです。

 

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演奏データ

第522回〈チェコ人の喜怒哀楽/スメタナ生誕200年記念〉
4/20
指揮:小林研一郎(名フィル桂冠指揮者)
◆スメタナ:連作交響詩『わが祖国』