長崎77回目「原爆の日」

高まる核の脅威懸念

 

被爆者合唱団、

最後の式典 高齢化背景、平和「歌い続ける」 

 

ナガサキ 長崎 2022/08/09

 

 昨日8月9日(火)、長崎は77回目の原爆の日を迎えた。爆心地に近い長崎市の平和公園では、午前10時40分から市主催の「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」が営まれた。原爆が投下された午前11時2分に合わせて1分間黙とうし、参列者らが犠牲者の冥福を祈った。長崎市の田上富久市長は平和宣言で、ロシアのウクライナ侵攻により核兵器が使われる危機が迫っていることが示されたとして強い懸念を示し、核廃絶を訴えた。

被爆者合唱団、最後の式典

高齢化背景、平和「歌い続ける」

 被爆者でつくる合唱団「被爆者歌う会 ひまわり」が9日、平和祈念式典のステージで声を響かせた。式典での披露は3年ぶりだが、今回で最後。戦後77年が経ち、会員の高齢化もあって最後の合唱となった。