佐賀県で愛知県知事リコール

署名アルバイト

『名簿書き写しバイト』

参加者が証言「100人近くが黙々と」

 


 愛知県の大村知事のリコール運動を巡る「不正署名」の問題で、新たな疑惑です。多くのアルバイトが、愛知県民の名前や住所が書かれた名簿を、署名簿に書き写していたことが分かりました。
 名簿書き写しアルバイトに参加した男性が、大規模な署名偽造の実態を証言しました。
リコール署名「書き写し」のアルバイトの男性:

東海テレビ

 

 「もう、いきなり変ですよ。いきなり高須さんと河村市長の顔写真が横に付いていて、『愛知県のリコールします』みたいに書いてあって。そこに100人近くの人間が黙々と作業していて。行った瞬間おかしいなと思いましたね」
 2019年のあいちトリエンナーレをきっかけに、高須クリニックの高須克弥院長が主導、河村市長も支援した大村知事のリコール運動。 去年8月から2か月で43万5000余りの署名が集まったとして、高須院長側は署名簿を提出。
 しかしその後、県の選挙管理委員会の調査で、83%にあたる36万2000人分の署名が無効と判断されていました。

 大規模に何者かが署名を偽造した疑いもあり、県選管は2月15日(月)、地方自治法違反などの疑いで刑事告発したほか、自分の名前が勝手に使われたとして、弥富市や碧南市の市議らが刑事告訴などをしていました。