なぜ台風14号 Uターン?
ジェット気流に乗れない
高気圧が行く手を阻む
台風14号は10月10日(土)12時ごろ、紀伊半島の沖を北東に進んでいます。これから今夜にかけてはほぼ真東に進みますが、本日10月11日(日)になると、まるでUターンするように、南に進路を変えるようです。なぜ台風14号 Uターンするような動きを見せるのか調べてみました。
ウエザーニュース
ジェット気流と高気圧
ポイントになるのはジェット気流と高気圧です。
ジェット気流に乗れば、台風は加速して東に
上空を流れる強い西風のジェット気流に乗れば、台風は加速して東に進みます。しかし、現在はジェット気流は北日本上空を流れているため、台風14号はこれに乗れず、東に進んでいるものの時速20kmに留まっている状況です。
東海上に移動性高気圧、南東海上には太平洋高気圧
さらに日本の東海上に移動性高気圧、南東海上には太平洋高気圧が存在しており、台風の行く手を阻みます。今後は太平洋高気圧のやや弱い所を縫うような形で、南に進むと予想しています。