石浜コミュニティーが創立30周年を迎えました。
 5月13日(土)、総会が開催されました。
 30年経過して、やっと石浜は1つにまとまろうとしています。
 今でもそうですが、石浜は旧来の東地区、団地開発でできた
分譲住宅の中地区と、県営住宅の西地区に分かれています。
 住宅団地がほぼ完成した昭和53年(1978)の人口は東浦全体
35,613人、石浜10,556人でした。バラバラでまとまらなかったのが、
10年経過して、3地区をまとめる石浜コミができました。石浜のコ
ミュニティー活動が30年たってどう変化してきたかをまとめてみま
す。今年平成29年(2,017)の人口は東浦全体50,267人、石浜
13,177人になりました。この40年間、東浦で一番人口の多い地
域として発展してきました。そして、3つの異なる地域が一つにま
とまるためには、並大抵の努力では実現できません。3地区の自
治組織がそれぞれ代表を出し合い、1つの石浜コミュニティーとし
てまとまり活動をする努力がありました。
石浜コミュニティーの活動の中で一体感
生まれ、自分たちの住む石浜に誇りを持つ
までに、活動は高まりを見せています。

 コミュニティーが出来てから30年、団地が出来てから40年経過し
しました。石浜の住宅団地が出来た頃に20~30代の年齢の若い
世代も40年経過して60~70歳代となり、高齢化社会が石浜
にもやって来ました。一番年齢層の多い団塊世代が75歳以上にな
る2,025年問題も控えています。この石浜も含めて、高齢化社会に
真剣に取り組んでいき、「みんなが笑顔で支え合う、
集えるまち」していくか課題となっています。

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          平成29年度石浜コミュニティー総会
            町長さんはじめ伊藤国会議員、河合県会議員ら、来賓多数出席
            4年間にわたって会長として会をまとめご指導して下さった
            平林毅氏が勇退され、会長は成田賢治氏に交代した。
              平林氏のご尽力に感謝し労を労う声が至るところで聞かれた。
            氏曰く「コミ活動はイベント型から日頃から人と人との交流を深め
            る居場所のある石浜づくり」が大切である。

 東地区は東に広がった子新田(ねしんでん)が住宅開発され石浜
中央という地番として住宅地が広がりました。南もまた南ヶ丘や平地、
黒鳥の住宅地ができ、北は桜見台の住宅ができ、中地区や西地区以
上に、住宅の建設が目立ち大きくなりました。(高齢化率は新しい住宅
が多いため東浦町全体の24.0%より低く、石浜地区は20.1%です。これは
西地区以外すべて入った数字です。)
 元々住んでいた人たちが中心の旧郷は、昔ながらの結びつきも強い
地区ですが、新しい住宅民との融合がこれから進められようとしていま
す。東地区は石浜の持っている土地を貸した地代を元にいろんなことを
やってきました。一例はそれで建設された区民館の活動です。区民館は
地域に大きな貢献をしています。それは、現在注目されている住民の居
場所づくりとか子ども食堂とか、結びつきの拠点となっています。

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 中地区は、出来たときは溌剌とした住宅街でしたが、今は高齢
化が進んでいます。後継者が定着して、次世代へと続いていくの
が望ましいのですが、40~50年経過して高齢化率が47%と東浦
町内では森岡の団地(41.3%)と並んで高いです。しかし、徒歩で
すぐに行くことが出来る場所にスーパーや医院があり、買い物難
民とか通院に不自由とかの問題は発生していません。中地区は
自治会がしっかりして、地域力や隣人力などを高めて高齢者が
安心して住めるまちづくりを進めています。
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 西地区の県住の中心の人たちは、発足の時より自治会を
支えて真剣に活動している人たちが多い地区です。賃貸住宅
であるが、この石浜を気に入り、終の住処と考えている人が多
い。そして、石浜に愛着をもち、新築する場合でも移住先に東
地区の南ヶ丘を選んだ人や、桜見台を選んで石浜内に転居し
た人が多くいると聞きました。(高齢化率は26.8%で、中地区
47.3%と比較して低いですが、高齢者のみの世帯が30.9%と多い
のが気になります。 )
 北側にあった2階建てのメゾネット住宅の取り壊して住宅が
高層化されました。そして南側にあった5階建て住宅の取り壊
しと、8~9階建ての高層住宅化が進み新しい住民に入れ替
わっているようです。西地区の高齢化率は中地区より低い数
字になっています。新しい若い人がも入ってきていることも事
実です。