自分は楽をして相手に仕事をさせる
「007リビング・デイライツ」に次のようなシーンがある。コスコフ将軍がKGBのプーシキンを黒幕として明かしたシーンである。プーシキンがスパイの抹殺を企んでいるとの告白に驚くM。ボンドに対して、プーシキン暗殺の指令を出す。ボンドはプーシキンと対峙するが、コスコフ将軍がソ連の公金を横領していることを知る。
つまり、MI6をトラップにかけてプーシキンを暗殺させ、横領の件を闇に葬る計画だったのである。暗殺指令が出されたプーシキンはボンドに殺害されては困るから、必死になって証拠を探して計画を探ろうとする。ボンドはプーシキンを見張るだけで何もしない楽な仕事ぶりだ。007シリーズにはこのようなシーンが多く存在する。
自分で手を下さずに、誰かに仕事をさせて責任を負わせるのが最も都合がよい。これは先ほどのシステム案件の撤退戦と理屈は同じである。撤退戦は成果を出すことが目的ではない。被害を最小限にしてクロージングすることが求められている。先ほどの案件であれば、上司に責任が及ぶことなく終了させることが求められる。
詳細はこちら、引っ越ししています。
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このような局面で、上司の期待に応えられれば、信頼や評価が一気に高まる。当然リスクもともなうが、トラブルを積極的に拾いにいくことで、自分の地位をグイグイ確固たるものにしていくことができる。しかも撤退戦だから、上司の弱みを共有することができる。もし撤退戦が転がっていたら積極的に拾うことも一考だろう。
