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『すべての仕事を3分で終わらせる』の著者・岡田兵吾氏と、『速読日本一が教えるすごい読書術』の著者・角田和将氏が、シンガポールで特別セミナーを開催しました!速読を用いた情報収集、学びを加速させるインプットのプロフェッショナルと、優れた成果を次々と生み出すアウトプットのプロフェッショナルに共通しているのは、「スピード×効率化」。シンガポールセミナーレポートを4回に分けて、掲載いたします。第2回目は、岡田兵吾の「仕事圧縮術」です。● 典型的な残業を強いるマネジャーから、変わった瞬間

 現在、マイクロソフトシンガポールでシニアマネジャーとして働いています。シンガポールで働くのは、今年で15年目。過去に、アクセンチュア、デロイトコンサルティングでも働いていました。

 今回の本は「スピード仕事術」にも見えますが、その先にはあるのは、「生産性の向上」「インパクトの出し方」など、グローバル、日本で働くに関わらず、仕事で成果を出す方法を紹介しています。

 マイクロソフトでは、本業のライセンス監査業務に加えて、CSRや組織・文化改革の責任者を担当し、社内で改革をすることによって、アワードももらいました。

 今、日本では、働き方改革が注目を浴びています。「生産性をあげていきたい」「長時間労働の問題などを解消していきたい」という人に向けて、私の働き方が役にたてばという思いで、『すべての仕事を3分で終わらせる』を執筆いたしました。 外資系コンサルティング会社といえば、昇進していくか辞めていくか、早くて1週間、遅くても3週間で評価が決まる世界です。

 かくいう私は、「(夜中)2時にもう帰っちゃうの?」というようなことを言うマネジャーでした。当時の私の誇りは、2日間、徹夜できること。今考えると、絶対、自分の上司にしたくないマネジャーだったのです。

 グローバルのコンサルタントになってわかった世界共通で必要なことは、3つあります。

 1.すぐに動く
2.期限を死んでも守る
3.常にインパクトを意識する

 これに加えて私が行なっていたのは、「24時間働き切る」ことです。昔、テレビCMでもありましたね。

 働きづくめの私がシンガポールに来てやっていた仕事は、アジア全域の業務システムを統合していくプロジェクトでした。特に日本の業務システムを海外に移管し、シンガポールからサポートするチームの立ち上げでした。このため、徹夜で働いていましたし、部下にも残業を強要していました。世界的にも私と同じような働き方だと思っていたのですが、マイクロソフトでは違っていました。

 1.すぐに動く
2.期限を死んでも守る
3.常にインパクトを意識する

 これに加えて私が行なっていたのは、「24時間働き切る」ことです。昔、テレビCMでもありましたね。

 働きづくめの私がシンガポールに来てやっていた仕事は、アジア全域の業務システムを統合していくプロジェクトでした。特に日本の業務システムを海外に移管し、シンガポールからサポートするチームの立ち上げでした。このため、徹夜で働いていましたし、部下にも残業を強要していました。世界的にも私と同じような働き方だと思っていたのですが、マイクロソフトでは違っていました。

 

あるとき、どうしてもその日中に開発をしなければいけないある機能があって、それをつくれるインド人のエンジニアが帰ろうとしていました。

 「ちょっと待って。今日中にあげなきゃいけない」

 それでも帰ろうとする彼に事情を聞いてみると、「娘が病気だから帰りたい」と言うのです。ただ、インフルエンザではないらしく、妻も母も弟夫婦も娘さんといっしょにいることを聞き、彼の気持ちもわかりますが説得して、深夜2時までやってもらいました。

 翌日、いつもより早く出社して、「ありがとう」と感謝したとき、こういわれたのです。

 「次、残業なんか頼んできたら辞めてやるからな!」

 そして、こう続きました。

 「月に2、3回はいい。それ以上やる気はない。残業はお前のせいだ!」

 と怒鳴られたのです。

 もともと火を吹いているプロジェクトの後任マネジャーとして参加したので、正直、「自分のせいではないのに……」という思いもありました。

 しかし、この事件をきっかけに分かったのが、海外では残業ゼロにしないとクビになる世界だったんです。

 部下を残業させるのもご法度であり、自分だけ遅く働いても、「なんで、お前だけ残っているんだ」と言われ、自分の評価はどんどん下がっていく。

 評価の高い成果を出すために必要なことは、先の3つ(すぐに動く、期限を死んでも守る、常にインパクトを意識する)に加えて、「仕事を圧縮する」ことが大事だと痛感しました。

● 仕事圧縮術は、4つの要素でできている

 (この会場の中で)残業が多い人いますか?

 何人かいますね。日本のセミナーで同じ質問をすると、ほとんどの人が手を挙げます。

 仕事圧縮術は、日本が知らなかった世界標準の仕事。仕事以外に私生活を大切にしている人も多いですし、業務内で終わらせることに注力しています。

 仕事圧縮術は、4つの要素があります。

 1.量をこなす
2.時間を決める
3.型をつくる
4.型からはみ出たモノは自分でやらない

 最初にとことんやっていきます。そのあとに、自分で時間を決めていきます。仕事を減らして型をつくり、最後に自分のできないことを誰かに任せていきます。円錐のかたちを逆さまにしたように、どんどん仕事を減らしていくのです。

 私が当時やっていたのは、優先順位をつけることでした。日々の仕事を優先度高めの対応をし、自分のやらなきゃいけない仕事はきちんとこなしていました。ただ、1日に200通くらいのメールが届いていたこともあり、日々の仕事以外は優先度低めの対応をし、競業がどのようなことやっているのか、会社の状況がどうなっているのかなど、メールで届くレポートは自分の仕事に直接関係なかったので、読んでいませんでした。

 そんな状況だったので、会社の戦略や組織変更の状況もわからないし、有益に感じる情報も把握できていませんでした。今思うことは、最初の3年間、いちばん忙しく働いていたのに、一度もアワードもらっていないんですよね。当時に比べて働いていない今のほうが、アワードをもらっているんです。

 仕事ってそもそも何なのか? 上司やクライアントへのサービスです。顧客志向がないといけません。マイクロソフトの社内調査では、過去5年間、部門を超えたコラボレーションが2倍に増えています。

 コミュニケーションの問題はよく理解しないといけません。科学的に、人の意見は6割くらいしか伝わらないといわれています。上司から「これ、やっといてよ」と言われて、のちに「これ、違うんだよな~」と言われることが世の中、多いじゃないですか。なぜか、お願いしたほうも正確なイメージをもっていないことが多いんですよね。やり直しが仕事の停滞を生む大きな要因です。

 やり直しをしないためにも、仕事をもらったときに、エンドゴール、いつまでにどういうタイミングで情報共有したほうがいいのか、レイアウトのイメージなど、過去のケースや類似のケースを確認します。ポイントは、見切り発車をしないことです。

 仕事で一番ムダなことは、やり直しがあることです。これを減らしていくにも、最初から、人を巻き込んでいく。関係者、有識者を入れることで抜け漏れをなくしていきます。

 

仕事は3分で終わらせる――仕事圧縮は誰でもできることです。何のために圧縮をしなければいけないのか、理解できていない人が多いです。日本ではプレミアムフライデーがあっても、帰る理由がないから帰らないんです。

仕事以外のこともやりこなし人生を謳歌している人と、仕事に追われる人の大きな違いは、自分がやりたいことを一日のやるべきこととして、スケジュール管理しやりこなしているかどうかです。

マイクロソフトの働き方改革でもいちばん大切だったことが、「なんのために仕事の生産性を上げるか」「インパクトを高める働き方に変えられるか」ということでした。

仕事圧縮の必要性を実感し、本気で仕事を圧縮するように意識を変えることができれば、仕事は必ず圧縮できます。仕事のスピードと質を向上させることができるのです。

拙著『すべての仕事を3分で終わらせる 外資系リーゼントマネジャーの仕事圧縮術』では、この仕事圧縮への意識変革、そして、具体的なステップやノウハウを紹介しています。

働き方改革が注目される今だからこそ、一人でも多くの方に、海外で活躍するプロフェッショナルの仕事と人生への気概、仕事圧縮術のノウハウをご理解いただければと思います。

「すべての仕事を3分で終わらせる」と強い意思で取り組むことで、仕事そしてその後のキャリアを大きく変えることができるはずです。

(書き手=編集部・武井康一郎)