家を貸すことにした
理由はたくさんあって。。。
大変でした。
#1
あらためて「なんで?」について考えると…。
人生3回も東京にお嫁に行けた(汗)ことで、
5年暮らした山梨県には
テレビ番組のために週に一度、
主人の運転で犬達とともに大移動、
まさに二拠点生活がはじまり、
5年の間、
台風で折れた枝、
とめどなく生える雑草、
開かなくなってきた扉、
雑雑とした母↓の荷物整理
(まだ元気ですよ、施設にいます)
これは先日、一時帰宅したときの母。
そもそも、
この母の車椅子生活のための移住でしたから。。
コロナ禍の少し前のことでした。
冬のこの空間のやや寒すぎる時間、
多すぎるキッチン用品、
(料理クラスや紅茶の食器などなど)
このままでいいのか…!
#2
不用な家具を引き取ってもらう日には
哀愁も感じましたが、
母が元気なうちに整理したほうが思い切れる!
と樹木を伐るようにバッサバッサと
気持ちを切り倒し、
自分の荷物もさらにさらに減らしていきました。
娘達と決めたことは
「将来使わない空き家にしないために、居ない時には管理会社に入ってもらいメンテナンスをお願いする」でした。
空き家を適正に管理せずに放置し続けると
傷んでいくばかりか、
ご近所の方々に迷惑をかけることになります。
もしも突然の長期入院などになったら?
ネズミやクモなどの対策、
定期的な換気、
郵便物の確認、
ごみの不法投棄の有無、
雨漏りや外壁の剥がれ、
敷地内の植栽などの確認…。
いつか皆んなに迷惑かけちゃう。
ですが、
私が25歳のときに衝撃を受けた
雑誌non.noの
’イギリス湖水地方のB&B(ベッド&ブレクファスト)’
子供が巣立った後の老夫婦が
自宅を改装して小さな宿を経営…
も60歳を過ぎたらやってみたかった。
そんなイメージを持ちながら改装に励みました。
では将来のメンテナンス費用は、
どこから捻出するの?
娘達の将来に期待する?
「それも迷惑だわ」
コロナ禍の後半あたりから
じんわりと私の中で気持ちが固まって、
準備から一年以上かかりましたが
リフォームが終わりました。
#3
季節は春夏秋冬めぐって…
途中で町田の白洲次郎邸が
BEAMSプロデュースになる
というニュースに反応し、
家を維持する残された家族の苦労に、
私はここを管理する管理人になろうと思うようになりました。
家だと思うから未練がましくなるのだと。
のんびりと過ごす時間は
(東京より山梨県が好き🥰)と、
浮気心も湧いてきますが、
管理人の気持ちで大切にしよう!
と思うようになりました。
私は自分の心の贅沢を恥じるように
(何かしなければ。何もできないけど)
で、こちらの家はお貸しすることに。