デンマーク王室御用達の証明書が壁に飾られたBirger Christensenのフィッティングルーム。
以前デンマークの紅茶屋さんを日本に紹介した際にも全く同じ証明書を見ました。
そっか、なるほどなのね~と心で頷いていると、
2人のAnetteさんを紹介していただきました。
北欧ではほとんどの女性が生涯働きますが左側のアネデさんは70才代でしょうか…。
勤続40年。
細身の革パンツにジップアップブーツで、下半身だけ見るとロックンローラー。
カッコイイ。
さすがデザイナー。
さて、
フィッティングの開始です。
このブランドとして初めてとなる、
着物とお洋服兼用ショール作りのスタート。
まず私は着物の襟芯を持ってまいりましたので、着物の襟の角度について説明。
これはドレス用の既成のショール。
でもこれでは少し大きくて普通の日本女性には派手すぎ…。
で、このくらいのサイズが良いのではとなりました。
だけど、
黒いショールは着物には不向き…。
すると若いアネデさんが素材サンプルをどっさり持ってきてくれました。
それからディレクターのマーチンさんも含めて素材やサイズ感などについて色々と…。
そしてシルバーフォックスはありきたりで平凡かも…、
とかミンクでは今の日本では非凡すぎるとなり、
最近のトレンドのカラードフォックスの、
バーガンディー色に決めました。
これなら小豆色や薄紅色、
紅梅色、桜色やうぐいす色のお着物、
藍染にも合いそう。
私が帰国する日の午前中までにアネデさんが超特急で縫ってくださるショール。
レセプションになんとか間に合わせるために「頑張るわ。」と、
約束してくださいました。
このお部屋の奥の、
ミシンや素材サンプルの並んだワークショップ(工房)で…。
新しく生まれるショールは、
着物とお洋服の両方に兼用できるスタイルになります。
トレンチコートやニットにも合わせやすいスタイルで…。
楽しみです!
新たなる歴史の1ページ。
デンマークの工房に、岡田美里が出会ったぁ~🎶
(ウルルン風に大袈裟に)
けど、
それがいつ日本で発売になるのかは、
私にはまだわからないのですが…。
お手伝い出来たことは大変貴重な経験になりました。
またわかりましたら皆様にもお伝えしますね(^ ^)~。