アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーと並び、デンマークのモダンデザインを代表する建築家/デザイナーとして知られるフィン・ユール。彼の世界的な名声を動かぬものにしたのが、ニューヨークの国際連合本部ビルにある信託統治理事会会議場の設計でした。
フィン・ユールがさまざまな照明器具や家具、カーペットまですべてデザインしたこの会議場は1952年に竣工、「フィン・ユール・ホール」の別名で長年愛されてきたのですが、
ビルが全面改装するにあたり、ここも新たに生まれ変わることになりました。
そこで、デンマーク政府は当初会議場で使われていたフィン・ユールの椅子「FJ-51」を復刻するとともに、新しいデザインも取り込むべく、椅子と机のデザインコンペを開催したのです。
キャスパー・サルト氏には、昨年2月のブログで飛騨高山に行った時にもお会いしましたが、
今夜は、このお二人やこのコンペに参加した、ミア・ガメルゴーさんが青山のアクタスにいらっしゃったパーティに行ってきました。
ハンス・サンガイン・ヤコブセンさんもイケメンでドキドキ♡
キャスパー・サルト&トーマス・シグスゴー両氏のデザインの、
曲木のシェルと革張りのシート、金属の脚部をもつこの椅子は今春、会議場に導入されるとともにミラノサローネでも発表され、大きな話題を呼びました。
一脚なんと50万円で購入することも可とか。椅子マニア垂涎ですよ、きっと。
ふぅー、家具はハマるときりがないですね。