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先日、
A.C.PERCH'Sのパティシエだった井上君がひっそりと宅配の焼き菓子屋さんをオープン しました。








あの静かに微笑んでいた、哲学的な雰囲気のハンサムな井上君がです。















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アメリカの画家のジョージア・オキーフが好きでつけたんですって。
井上クンの感性が現れた素敵な名前です。










ミリ「ははん、画家のオキーフからね。いつから好きだったの?」











井上君「オキーフは13、14歳くらいから好きです。響きの綺麗な名前の画家。
綺麗で厳しそうな人というのが最初の印象です。




絵を見たら心揺さぶられ、想像力を掻き立てられ、エネルギーをもらい好きになりました。



調べたら絵を描く為に余計な物事・人間関係をとりのぞき本質だけを昇華しつくした人生は、僕の好きな作家たちの思想に近いものを感じ、ますます好きになりましたね。
その時、僕はホイットマン、メルヴィル、ソローやその人達に影響を受けた50、60年代のアメリカ文学が好きで。」

とのこと。











ミリ「そう、井上君はそれでアメリカに留学して
アメリカ南部のカフェ文化に影響を受けてカフェのパティシエになったのよね。」







ミリ「画家とケーキの関係って何かしら?」













井上君「何でしょうね?(笑)
オキーフはどのようなものを食べて、ああなったのか知りたいですね。

簡素で優美で均整がとれ、厳格で官能さを抽象化したものの中に独自の美を見いだしたオキーフの作品のように、僕のケーキもシンプルで調和がとれ色気のある美味しいケーキを作りたいんです。

またオキーフの描いた作品から静かで強く綺麗というだけでなく言葉にできない充足感や生きる力をもらえるのと同じように僕のケーキを食べ、美味しさだけでなく心豊かになって生活が潤うきっかけになってもらいたい。



食材を育ててる人達の想いも届き皆が繋がっていることを実感できればいいな、という考えがあります。




僕のケーキを食べて少しでも幸せを感じてくれたら僕も幸せなので。」















ミリ「それでオキーフという店名にしたのね?」












井上君「いえ、最初は違う名前を考えてたのですが今の僕には甘すぎ、
優し過ぎと感じたのでやめ、オキーフになりました。


これはこれからの僕の仕事、生き方に対する姿勢が込められてます。
気合いを入れるキーワードのようなものです。




僕はオキーフの純粋に美を追求する為に余計な物を捨て本質だけを昇華しつくした人生、
描きたいものだけを描く為に本当の自分を愛し強靭な魂で
危険も恐れない勇気をもち努力し続け常に自分を成長させた生き方に強く魅かれます。








40歳手前で、何処にも所属しないで生きていくので、
ぬるく生きてきた部分を捨て、オキーフのように自己を深く掘り下げて普遍性に到達し、
多くの人に価値あるものを伝えることができるよう、
嘘のない生き方、仕事がしたいなという個人的な想いだけが込められてる店名です。







なのであまり人に伝えにくいですね。分かりにくいですし。










絵も存在も名前の響きも美しく、スティーグリッツとの関係を考えるとロマンチックなストーリーを紡ぎだせるのですが…。

意識しなくても楽しく好きな事しかし続けないですし、ケーキを作ってる時はシンプルで楽しい気分です。せめて店名は僕にとり厳しさ、緊張感を意識てきるものにしました。」











わぉ!













ほほぅ~。






素敵。





井上君のことが好きになるわ。
A.C.PERCH'Sにはこんなに素晴らしいパティシエがいたことを誇りに感じます。














さて、肝心のチーズケーキです。
ベースのCrustにはチョコレート色のCocoaが加えられ、ほろ苦さとチーズケーキの甘味の最高のバランス。




私はあまり詳しいほうかわからないけれど、
これまで知っているチーズケーキの中での最高峰だと思います。












一緒に送ってくれたレモンポピーシードのパウンドケーキも、
上原の紅茶店で一度でも召し上がったことのある方は、
わかりますよね。






ぜ~んぜん違うの。



レモンゼストが入って爽やかで本物の香りがして(>_<)











井上クン、応援しています!