fairness

 

イギリスでは3月26日から夏時間となり、

日本との時差が8時間になった。

時計の針が1時間進むと気分も明るくなる。

まだ肌寒い中、ご近所のモクレンが満開になって春を感じる。

(桜のように葉が芽吹く前に花をつけ、すぐに散るのも風情あり)

 

4月6日は天秤座の満月。

満月は成果を確認して、不要なものを手放す時。

今回は手短に天秤座と対応している大アルカナを見てみたい。

 

大アルカナの11番のカードが【正義】

【XI:正義】の女神は右手に剣を、左手には天秤を持つ。

剣は垂直に保たれ、天秤も均衡が取れており、

女神の判断には寸分の狂いもない。

剣にも天秤にも動きは見られない。

 

気になるのは女神の右足と二本の柱に掛けられた幕。

女神は動こうとしているようにも見える。

背後の柔らかな布は何を隠しているのだろうか。

厳しい表情の奥にあるものは、今まで積み重ねてきた経験。

原因と結果の因果関係を理解したからこそ、何が正義なのか決められる。

正義の女神は自分から客観的な判断を下すことが可能なのだ。

物事の正当性を問い、何が必要で、何が不要か見極めること。

それが求められているようだ。

 

バランスは取れているだろうか。

例えば、人間関係。

偏った関係になっていないか。

自分ばかりが楽をして誰かに迷惑をかけていないか。

誰かの代わりに損な役回りを引き受けていないか。

 

公正な目で状況を判断したら、見えてくることは何か。

受け身であることをやめ、自ら正当性を問う。

 

不要だと判断したのなら、手放す時。