茅ヶ崎美術館で開催中の

「小津安二郎の審美眼

OZU ART」展へ

行ってきました。

 

美術館会館25周年記念、

小津安二郎の生誕120年、

没後60年とのこと。

 

 

 

 

 

 

 

家族が美術館のそばで仕事があり

朝の茅ヶ崎・鉄砲通りまで

車で送ってくれたので

美術館までウォーキング。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、隣接する図書館で

茅ヶ崎でしか閲覧できなさそうな

小津安二郎 関連資料を読みました。

(小津特集で特設されています。)

 

●茅ヶ崎市企画部文化推進課

平成15年11月刊行

『小津安二郎生誕100年記念誌 

巨匠ふたたび』

 

●茅ヶ崎館・茅ヶ崎市福祉会館

1999年9月刊行

『巨匠小津安二郎 東京物語と茅ヶ崎館』


この2冊、読み応えありました!

 

 

 

 

 

美術館の敷地は

茅ヶ崎のいにしえの風情ある

高砂(たかさご)緑地。

 

 

 

 

 

美術館へのアプローチで

来場者を迎えてくれる

秋色の草花たち。

 

 

 

 

 

 

 

美術館エントランス。

 

 

 

 

 

小津安二郎監督の作品は

茅ヶ崎の老舗旅館

「茅ヶ崎館」に数ヶ月滞在し

脚本を執筆したものもあり

監督は茅ヶ崎の海もお気に入りで

映像の中で茅ヶ崎の浜を

ロケで使っています。

 

 

 

 

 

 

 

展覧会の入場時に頂ける資料。

 

 

 

 

 

 

茅ヶ崎での展示は、

神奈川県立文学館で開催された

小津安二郎の展覧会の構成に似て、

ただ、

時を経ても、今尚、美しい

小津作品の創造の過程を、

発想の源になっている

茅ヶ崎で展示が観られるのは

格別だと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

実は私、若い頃から

小津作品を何度か観ていても

茅ヶ崎で撮影の件は全く知らず、

iPadでAmazonプライムの

小津作品を繰返し観て

茅ヶ崎の浜が

ロケ地あることに気づきました。

(遅い あせる

 

原節子さん主演の

「麦秋」という作品で

いくつか浜辺のシーンがあり

こどもの頃に遊んだ

茅ヶ崎の浜に似ているな、と。

 

さらにうっすら

烏帽子岩も映っていて、

小津監督と茅ヶ崎について

調べたのでした。(遅い あせる

 

オンラインで映画を自在に

繰返し見れる時代だからこそ

気付けました。(遅い あせる

 

 

私が幼少の頃の

茅ヶ崎の浜は

砂丘のように砂が豊かで

波打ち際まで

遠かった記憶があります。

 

小津監督の時代とは違いますが、

それでも、

あの風景が映像に刻まれていて

懐かしく切なくなります。

 

 

 

 

 

 

 

背景の絵画や小道具

衣装に至るまで徹底して

小津監督の審美眼によって

選んだもの。

 

その情熱は

時を経ても色褪せず、

人々を魅了する。

 

 

小津安二郎監督、

愛すべき方です。

 

 

 

 

 

「小津安二郎の審美眼 ーOZU ARTー 」展

会 期:2023年9/3(日)-11/9(木)

時 間:10:00-17:00(入館16:30まで)

休館日:月曜日(ただし9/18、10/9は開館)、9/19(火)、10/10(火)

 

茅ヶ崎市美術館 展示室1・2・3