娘が入学した高校はいわゆる進学校です

中学校の成績からみると娘には少し背伸びした志望校でした

受験前の模試では合格率は50%ほど、、、

 

ですが見事合格を頂けて、今に至ります

 

高校入試の結果をみると、入学時、娘の成績は下位クラスでした

まず、それが大きなプレッシャーだったようです

 

”少しでも勉強を怠ると授業についていかれなくなる”

 

そんな思いから入学してからの娘の勉強時間は受験期と変わることなく

家でもほぼ机に向かってました

 

自分の学力レベルより高い高校に行くわけだから、勉強は大変になる

といった話しは何回もしてきました

私にとってもそれが大きな不安の種っだったし

そういうプレッシャーが一番この病気に良くないと思ってました

 

だけど、頑なに志望校を変えなかった娘

思った通り、険しい道を自分で選んだわけです

 

でも日々の娘の努力はきちんと成果を出して

入学後のテストでは学年でも上位の成績を収められるようになりました

 

娘もすごく喜んで、この学校にして良かったなどと話していたので

私も少し安心したのですが

 

この成績が上位になった事がまた更にプレッシャーとなっていきました

次のテストでも好成績でいたい、更に上にいきたい

そんな思いの中、勉強時間は更にエスカレートして

食事中も入浴中も参考書や単語帳を手放すことが出来なくなっていきました

 

週末も朝6:00には起床して、ほぼ一日中机に向かい

特にテスト前になるとちょっとした買い物にも出る事もなくなり

少しの隙間時間も許さない勢いで勉強に没頭してました

 

出来なかったらどうしよう

点数がとれなかったらどうしよう

成績の順位が下がったらどうしよう

 

毎日不安でしょうがなかった、と

 

周りの子が勉強していると焦り

自分とは違う問題集を解いていると焦り

問題が解けないと焦り

 

不安と焦りはどんなに勉強しても消えるどころか増していき

そしてその不安と焦りから食べれなくなってしまったようです

 

じわじわと減っていく体重にも焦りながら

でも食べれない、でも勉強しなきゃいけないの繰り返しで

毎日辛かったと娘は言いました

 

「だから今回、体重が減ってしまったのは、

食べるのが怖いとか、太りたくないとか、そういう気持ちからじゃなくて

自分で自分を追い込みすぎて、食べれなくなっちゃったんだよね

 

体重が減っても全然嬉しくなかったし、むしろヤバいヤバいって

ずっと思ってたもん、、、」

 

↑ ↑ ↑

 

この娘のセリフには驚きました

痩せても嬉しくなかった、痩せたことに危機感を感じた

これは今までになかったことです

 

自分の低体重に危機感を感じたことがきっかけで

食べれるようになり

 

食べれるようになったら今度はそれに反応して食欲が止まらなくまった

と娘は自分の事を分析してました

 

入院適応体重まで体重が落ちたのはこれで3回目

3回目は自分でなんとか体重を増やそうとした娘

 

成長してました

同じことを繰り返してますが、その都度、何かは掴んでる

そんな気がしました

 

 

不安と焦りの中、低体重で受けた11月の定期考査

うまくいくわけないですよね・・・

 

数学は問題用紙の裏面を見落とし

英語のリスニングは全く聞き取れず

長文は読んでも読んでも頭に入ってこない

現国に関しては頭が真っ白になってしまい開始直後固まったそうです

 

結果、赤点は間逃れたものの

ほぼ全教科平均点採るのがやっと

 

この結果で自分の勉強法は間違っていると気づいた娘

「自分を追い込み過ぎてはだめ」

「休む事も大切、我慢ばかりしない」

 

今までに私や主人が娘に何度も声掛けしてきたことです

人の声より、自分の心の声、ですね

 

きつくて、辛い経験だったと思いますが

また一歩、前に進めたのではないでしょうか・・・

 

極端な食事制限のあとにくる、押えられない食欲

人間というか、動物の本能なのでしょうね

 

今まで何度かあった拒食期

そのあと過食になったことは一度もなく

今回初めて過食っぽくなった感じです

 

34kgまで落ちてしまった体重ですが

過食っぽくなって3か月が経ち、どうなったかというと・・・??

 

次回、報告します!