私には2人の娘がいます。
長女はこの春から地元を離れ、他県の大学へ進学しました。
次女はこの春から中学3年生、受験生となりました。
私にとって二人の娘はかけがいのない宝物です。
自分の命より大切な存在です。
そんな大切な娘が命の危険にさらされたら・・・
2020年4月
新学期が始まった直後、コロナ第1波で学校が休校となりました。
長女 高校2年
次女 中学1年
次女は中学校に入学して新生活がスタートしてすぐの休校でした。
このコロナ休校が次女の発病に大きく関わったと思います。
もちろん、原因はこれだけではないですが。
休校となり、娘たち二人で昼間自宅で過ごす日々が続きました。
当時、まだリモート体制が整ってなく私は職場へ出勤して仕事、
主人は東京へ単身赴任中でした。(自宅は地方の田舎町です)
義母が同居してますが、二世帯住宅になってるため生活はほぼ別々でした。
高校生と中学生。しかも女の子なので昼食は私が出勤前に適当に用意して、
前日の夕食の余りなどを二人で考えて食べてました。
時には二人で料理したりしていたので何も問題ないと思ってました。
ところが・・・ある日
その日は急に気温が上がり、家の中も蒸し暑く、次女が半袖Tシャツになってました。
半袖の袖から出てる次女の腕をみてギョッとしました。
え????
そんなに細かった????
私 「ちょっと! ○○(次女)、痩せた? 腕、そんなに細かった?」
次女 「うん!3キロ痩せた!」
嬉しそうに答える次女を見て不安を感じました。
もともと痩身の次女です。今までも成長曲線一番下ギリギリの体重でした。
私 「なんで嬉しそうに言うの?ダイエットしてるの?必要ないよね?」
小学校最後の身体測定が2020年2月 身長154cm 体重37.4kg
そこから3キロ痩せたということは・・・
急に怖くなりました。
なんで痩せたことを喜んでるんだろう・・・
なんで痩せる必要ない体なのに体重落としたんだろう・・・
これ以上体重落とさないようにさせないと・・・
色んな思いが巡るなか、それから数日間の次女の様子をみていると
「・・・もしかして・・・拒食症?」
という考えが頭をよぎりました。
ネット検索で拒食症を検索すると益々その不安は高まりました。
その時の次女の行動、症状、全てが「拒食症」に当てはまりました。
すぐに辞めさせなきゃ!
食べさせなきゃ!
話せばわかってくれる。
その時はそう思ってました。
そう、私が話しをして、きちんと食べさせればすぐに元に戻ると。
すぐに体重も元に戻ると。
本当に安易に考えてました。
この病の恐ろしさに、このあと気づかされた時はもう
私も次女も「摂食障害」という病に完全に飲み込まれてました。
2020年・春、私と娘の摂食障害との闘いの日々が始まったのです。