20日(月) 甲府市の自然食品 有機村で野草料理教室が開催されました。
わたしが企画、進行を任せれてのイベントです。
野草料理は若杉ばあちゃん(友子さん)の著書を読み、習ってみたいと思っていたのですが、ある出会いとご縁から教えて下さる方と知り合い、有機村でイベントを企画することにしました。ですので、今回この講座は私が一番参加したかった人ではないかなと思っています。募集人数満席のお申し込みも頂き、無事に開催できてとてもうれしかったです。
講師は富士河口湖町富士ヶ嶺 聖徳寺の望月真由美さん。
ご主人の優さんはそのお寺を預かる行者さんですが、真由美さんのお仕事中 2歳のお嬢さんをずっと見ておられました。おふたりはとても信頼し合って、よい関係のご夫婦とお見受けしています。
真由美さんが、前日、当日の朝と、約10種類ほどもの野草を摘んで来て下さいました。どんなにか手のかかる作業だったかと思います。
↓ マクロ美寿司で有名な奥秋浩一さんも参加され、にぎやかで楽しい会でした!!
真由美さんへの質問もい~っぱいで、先生大変そうって思って見ていましたが、なにせ、知らないことがほとんどの野草ですからね。 私も初めて聞くようなお話が多かったです。そのような流れで会が大変盛り上がり、全員が帰られたのは予定の2時間もあとでした。
富士ヶ嶺という場所は、富士山の裾に位置しているそうです。お住まいが富士山だなんて、なんだか不思議だし、希少な感じがします。
そこで採れた野草は、緑が鮮やかで輝いて見えました。きっとエネルギーの高い野草なのでしょう。
山のウドは緑が濃いですね。
若杉ばあちゃんの本にあった、あく抜き方法の「しょうゆ洗い」 を教わりました。野草を 3段階に渡ってあく抜きするということです。まず塩ゆで、それから水にさらす、最後にしょうゆ洗いです。それを水で洗って、そうすると野草を野菜と同じように使えるようになる、というお話でした。
ただ、どれもこれも同じ処理というのでなく、採る時期や種類によっていろいろに変わるそうです。たとえば今回のウドは刻んでゴマ油でよく炒めてキンピラ、というのは良いということでした。
八つ頭は蒸して、野草と玉ねぎを炒めて味付けしたものと合わせてコロッケにしました。真由美さんは土鍋での調理が主ですが、こちらも土鍋で蒸しました。とてもほくほくと甘みもあり、おいしく蒸されていました。
試食の盛り付けです。
少しずつのおかずに見えますが、食べてみると、おなかいっぱいになり苦しいほどでした。やはり食材のエネルギーが高いからでしょうか、お味はどれもしっかりと個性を感じられるおいしいものでした。
お茶は手作りの玄米コーヒーを煮出したものです。体が温まるすばらしいお飲み物を頂きました。
余談ながら、余ったウドを頂いたので、翌日の家族のお弁当に天ぷらと、茎の方は細かく刻んで炒めてお味噌汁の具にしました。
うちの裏庭が草ぼうぼうなのですが、その中にヨモギと山蕗が混ざって生えています。せっかく教わったので、摘んで来て使いたいと思います。
また、周りに体の冷えや不調の方がちらほらおみえになるので、今回教わったことでお力になれると良いなと思います。
野草料理を教えて下さった真由美さん、優さん、ご参加下さったみなさま、ありがとうございました。