さらばわが愛、覇王別姫

 

 

多分20年ぶりくらい・・ニコニコ

夜BSで放送していて、

母の再婚相手の子供のお姉さんが

中国ドラマが好きでみていたのを、

私も途中から一緒に観た思い出。

 

 

ああ、あの頃は若かったなー、

なんか毎日ワクワクしてた気がする。

楽しい人生はじまるのかなって思ってた爆  笑

 

当時は、”京劇の話で、

なんだかアジアすぎてコワイ”だけの

イメージでしたが、

今回は違いました。

 

激動の時代を生きて、

その時代に合わせて生きなければいけなかった人たちの、

なんともいえない悲しい状況。

過酷な幼少期、

一瞬報われたと思っても、

うまくはいかない人生。

分かり合えたと思っても、

裏切られる。

絶望しかない。

 

女郎をするしかなかった親。

子供ができてもとりあえず産むしか選択肢がなくて、

産んでみたら指が多い子供。

小さいうちは良かったが、

大きくなってくると育てられない。

 

他人に押し付ける形で、子供を捨てる親。

劇団に置いていかれた子供。

捨てられたことはすでに理解している。

劇団には、そんな子供たちがたくさんいて、

まるで動物のようにしつけられる。

死ぬのは簡単だけど、

子供達は強制的で、過酷な状況でも選択肢はなく、

それでも必死に生きていこうとする。

 

体罰をしている方も、

情がないわけではない。

そういう描写もあった。

捨てられた子供達でも

稼げるように

生きて行けるように、芸を教え込んでいたのかも。

 

今もどこかの国で、

まだ同じようなことが続いている。

日本もかつては同じことをしていた。

 

映画を観て、

『悲しい』と思えるのは、幸せなことなのかもしれないね。