École des Racines 千枝です
今日は春分の日
先日まで
エーリッヒ・フロムの『愛するということ』を読んでいたのですが
なんとなくその流れ?で哲学の本を読んでいます
トマス・アクィナス『神学大全』
なんとなく習った覚えがあるけれど…程度で読みはじめたのですが
哲学者と大学生の対話形式で書かれていて
読みやすくて面白かったです
トマス・アクィナス(1225頃〜1274)は
中世ヨーロッパ、イタリアの神学者、哲学者、カトリック教会の聖人
“欲求されうるものによる欲求能力の第一の変化が愛と呼ばれる”
“愛するとは、ある人のために善を望むことである”
“愛とは「愛されるもの”から被る「刻印」である”
45巻からなる『神学大全』はとうてい読めないけれど
全ての感情の根底に「愛」があるというトマスの感情論を読むことが
人生を肯定的に捉える助けとなるかもしれません
《世界は善に満ちている》
という題名の意味を知りたい方に
オススメの本です