小学校の頃。

 

いつもは煎茶の匂いのする茶の間に、

 

日曜10時にだけ

 

コーヒーの香りが漂う。

 

 

 

 

日曜休みの父が

 

コーヒーを淹れるのだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

今思えば

 

なんの変哲もないインスタントコーヒー。

 

 

 

だけど子供のころは

 

その粒粒が

 

とても特別なものに見えた。

 

 

 

 

私たちきょうだいは

砂糖とミルクをたっぷり入れて。

 

淹れてもらったそれを

一緒に飲んでいたんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

なんだろうな。

 

厳しいばかり

 

頑固で言い訳もさせてもらえなかった

 

そんな父の姿ばっかり

 

記憶に固く握り締めてて。

 

 

 

 

わたしがこんなにも

 

自己表現が苦手なのは

 

そうやって押さえつけられていたからだと

 

ずっと思っていたんだけど

 

 

 

 

ちゃんと愛されていたし

 

ちゃんと守られていたし

 

父は父で

 

一家を支える重荷と責任を

 

一人で背負っていたんだろうと

 

今なら、わかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家にお金がなかったなんて知らなかった。




 

旅行とかお出かけとかは

あんまりなかったけど

 

お金がなかったことを

微塵も感じたことはなかったよ。

 

 

 

 

 

最近それを母から聞いて、

 

「は??」ってなったのw

 

 

 

 

 


 

 

 

そういえば座敷には

 

父が会社からもらった表彰状が額に入って

たくさん飾られていたなあって

 

小さい頃はボーっとながめていたけど

 

今見ると、

その意味と重さがわかる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな父は

丁で比肩建禄で、

生月中殺で宿命大半会。

 

 

 

一筋縄ではいかない人生を

投げ出すこともせず

弱音も吐かず

確実に歩み進んできた。

そして大きく拡大して

私たちはそれに守られてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

苦手だったんだけどさ、父のこと。

 

言い方きついしw

 

(今もちょっと苦手です)

 

 

でも、私もその頃の年齢になって

子どもができて占い師になってはじめて

知ること、理解できることがあって、

 

 

今になって、

 

 

親の愛に気づいて

感謝しております。

 

 

 

 

おっとー(父)は頑張ってたんだなって。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お茶は日常。

 

コーヒーは特別感。

 

そう感じていたんだけど、

その理由がわかった。

 

 

 

そっか、

日曜10時のコーヒーは

特別だったからか。

 

 

 

遠くに父を思い出す。

 

 

 

 





 

 

 

 

(あ、まだ死んでませんw)

 

 




 

 

 

でも

親孝行は今のうちに

しておかないとね。

 

 

 

今コーヒーを淹れて

その香りを感じたら

そんなことを思いました。

 

 

 

 

 

 

________________

 

 

 

 

 

 

そんな風に、

香りと記憶は密接に関わっている。

 

だから私は、

エジプト香油が好きなんだと思う。

 

 

 

 

 

 

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