コン・ユに惹かれて。ストーリーしんどそうで悩んだのですが、公式ページに「希望が生まれた」とあったので観に行きました。

・視聴方法
映画館

・ストーリー展開
★★★★☆

・終わり方
★★★★☆

・感想
観に行ったの今月の半ばだったんですけど、感想書くのサボってましたはい。
上映終わっちゃったのかしら。私が行った劇場はもうやってないみたいです。

ストーリー読めば分かる通り、「女性の生きにくさ」の話でした。
特別なことは何もない、とある夫婦の、とある妻の、母の、そして娘の、日常のお話。本人も自覚していない息苦しさ。周りも自覚していない圧力。
そんな、真綿で首を絞められるような感覚をずっと味わっていました。
特にジヨンの母親が泣き崩れるシーンなんかは辛くて、客席のあちこちから嗚咽が聞こえてきました。
劇的な展開はありませんが、リアルに描かれる社会の姿にドキリとしました。こういうのは日本も韓国も同じなのだなぁ。ラストを希望と言えるかはちょっと疑問がありますが(問題そのものが解決したわけではないので)、ジヨンが前を向けたのは一筋の光かもしれないですね。
余韻が強いです。

妻に寄り添おうとする夫の姿をコン・ユさんが印象的に演じていらっしゃいました。イケメンだし優しいしもう……。
そしてジヨン役のチョン・ユミさん。人が変わるところ凄かった。多分意識されてると思うのですが、パチンと変わるんじゃなくて、すぅっと、一瞬どちらなのか分からなくなるような、ともすれば変わったことに気付けないような変わり方でした。その曖昧な部分の不気味さ。良かったです。

誰に対しておすすめすればいいのか分かんないけど、観て欲しいと思った作品です(だったらさっさと感想書けよってね)。