今の日銀総裁が就任なさった時、
アジア開発銀行などでもご活躍された方だけに
「海外では年2%程度の物価の上昇は当たり前」
という発言を聞いて、なるほどなーと思いました。

ここ20年、日本は不景気でデフレになりました。
モノが売れない=値段を下げる、といった状況が
究極まで来ていると思います。
日本ではみんなが買わなければ企業が努力して
値段を下げて来ます。が、海外では違います。
私のいるあたりではどんどん物価が上がって行っています。
政府がきちんと経済の主導権を握っているのでしょう。

私が最初に入った私立の語学学校は
通っている間(1年未満)で70ドル上がりましたし、
買わないけど(笑)ティファニーのサイトは
気が付けばジリジリと上がっていて、近年では
金やダイヤが値上がりしているせいか、価格の上昇、
あるいは改訂が激しくなっています。
そう、同じ品物やサービスなのに高くなっている。
日本では考えられないですよね。
当家はリーマンショック後に渡米し、
今思えば随分とお買い得な品物が出てました。
当時はアメリカの物価はこの程度だろうと思っていましたが、
それ以降同じクオリティのもの、同じような値段のものが出ていません。
デザインや質も簡素なものが多くなっていると思います。

例えば切手。渡米後何度値段が変わった事でしょう。
この数年で5回は値上がりしていると思います。
渡米直後に買っておいた切手では金額の不足になってしまう。
面倒なのでもう買いだめはしないで、友達の子どもへの
おみやげにでもしようと思います。

経済の動きの癖として、
ここ数年は円高でしたが、向こう2~3年は
円安になると思います。
リーマンショックの時のような相当な経済の混乱が無い限り、
赴任した年が一番価格が安いと思います。
ためらわず初年度は学校にお買い物に、お金を使いましょう(笑)。