伝える力
何かを相手に伝えるというのは難しい事だ。
ただ、言い換えれば自分が理解していないから伝える事が出来ないだけとも言える。
順序立てて頭の中で整理できているだろうか?
わからない事をそのままにしていないだろうか?
何か教えた時に必ず
「今、教えた事を説明してみて」
と言う。
教えた直後はわかったと言っても説明出来ない人も多い。つまり理解出来ていない。
それだと教えた時間が無駄だし何の意味もなくなってしまう。
言うまでもなく教え方の問題もあるだろう。だからこそ確認している。
使えないとか無能だとかいう言葉が大嫌いだ。
なぜなら自分こそ無能ですと自己紹介しているようなものだからだ。
絶対に言わないようにしている。
そんな事言ってる人がいたら伝え方が悪いんだと言いたいし、第三者として言ってるなら教えてみろと言いたい。
感覚で覚えるのも大事だが論理的に理解しないと伝える事は出来ない。自分だけで済むならそれでも良いが伝えるなら論理的思考が必要不可欠だ。
見て盗んでというのも否定するわけではないが、基礎があってこそだしあまりにも効率が悪い。そしてそこには気づく力という別の力が必要になる。
また、伝える時に大事なのは当たり前だが理解してもらえるようにするという事だ。
1.相手が理解できる言葉選び
2.はっきりと伝わる話し方
3.相手を不安にさせない間の取り方
4.相手の表情を見る
5.例えを織り交ぜる
1.どれだけ多くの言葉を使っても相手が理解出来なければ意味はない。
同じ事を百の言葉で一人に伝えるより一の言葉で百人に伝えられた方が良いに決まってる。
横文字や難しい言葉を多用するのは自分に酔っているだけだ。ビジネスシーンにおいてはそうもいかない事は多々あるが。
2.相手に合わせて言葉を選んでも聞き取れないようでは話が進まない。早口になるのも良くない。
3.言葉に詰まると聞き手の信頼感は大きく低下する。話す時に一番意識しているのは実はこの点だ。聞き手の立場なら、すらすら説明できる人と詰まりながら説明してくる人どちらを信頼できるだろうか。接客の場では相手に納得してもらうように話す事がとても重要。かなり説得力が違ってくる。
4.直接話す事が苦手な人も多いと思うが、自分は電話やメールの方がよほど苦手だ。それは相手の表情が見えず伝わってるかどうかわからないからだ。言うまでもなくこちらの表情も相手には伝わらない。同じ言葉でも表情でニュアンスが変わってくる。なので表情を見ながら話し方や内容を変えるようにしている。
5.話をしている時に理解出来ていないと感じたら身近なものに例える事でその理解を促す事ができる
以上のポイントを抑えれば断然伝えやすくなる。
林修先生も言っていたが、
何を伝えるかではなく、どう伝えるかが大事。
新人教育にあたり、時間が無いから雑に教える人もいるがそれこそ時間の無駄だ。
確かに最初はきついかもしれない。でも、そこでしっかり時間を費やさないといつまでも自分が苦しむ事になる。
人を雇うのは抱えきれない仕事を任せるためという前提を忘れてはいけない。
無理してでも自分でやった方が早いというならそもそも雇わなければ良いだけの話。
雇ったからには教育するのは管理者の責任だ。
即戦力なんてそうそう出会えるものでは無い。
教育を進める中でこの人には合わないと思ったらある程度のところで見切る必要もある。
これは早くても遅くてもダメで判断はとても難しく、適材適所を見極めるのは自分自身が高い能力を有していなくてはならない。
結局、ここでも知識と経験が求められる。
これは単純な学歴だけではどうにも出来ない。
身につける量や速度の違いだけで、天性の才能でも無い限り得られるものでは無い。
伝えるのが苦手という人、
まずは自分で伝える内容を理解しよう