みたはるの【霊現象話】遊女がこの時代に③ | こんな霊現象がありました!?日記 みたはる@愛知

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平和で平凡な生活の中で、時々起こる非凡な出来事・・・
彼らは忘れた頃にやってくる!? ここで記録に残しましょ〜

みたはるの【霊現象話】遊女がこの時代に③


遊女さんの

明るい想いと

悲しい想いが色濃く残る

二件の建物を拝見した後



歴史について博識で

非常に面倒見の良いSくんに



(Sくんは、遊女さんがいる建物の

お店の方とお知り合いだった)



「こんなことがあったんだよ~」




遊女さんの話をしたところ

Sくんから、大変

興味深い話を聞くことができました







Sくんがいうには


”遊女”

と一口に言っても

そのなかではまた格式があり

格式の高い”遊女”のなかには

お武家に迎え入れられる人たち

いたのだとか

そういう遊女さんたちには

知識や礼儀作法など

お武家社会には必要な教養も

身につけさせられていたから


当然、

自分たちには

他の遊女たちとは違うという

自覚もあったし

もちろんプライドも高かったと思うよ





たしかに、

先日、建物を拝見させていただいたときも

その場所で働くお店の方が





「ここの遊女たちは

格式が高かったんだよ」





そのようなことを

言われていたっけ




・・・・・・


お武家屋敷に上がる遊女


徳川家のお膝元




・・・・・・




あぁ・・・・


そうなんだ・・・・・





あそこで出会った方も

そう




自分はいつか

お武家屋敷に迎え入れられるつもりで

覚悟を決めてあそこにいた








でも

この方は

身体が弱かったがために、

体よくここに

追い払われてしまったのだ






ここは徳川家の息がかかる

城下町




岡崎城の

目と鼻の先




ここにいれば、いつか

迎えがくるから、という

言葉を信じ




それだけを

心の支えに生きながらえてきた




しかし、

葵の紋を背負う人物が

偶然ここを訪れたとしても

あの身体では

とうてい、

身請け話は実現されなかった

ことだろう




誰かに慰められたか

誰かに騙されたのか



そんな

夢のような身請け話を




ずっと信じ続け


いまも


あそこで待ち続けているんだ




・・・・・・・・・・







私は、

あの遊女さんのために

なにか

葵の紋が入っている品物

持って行きたい

櫛でも、簪でも、

キーホルダーでもいいから、

なにか

差し上げたいのだけど


なにがいいかなぁ・・・



そう、考えるようになりました







それから数日後

松平家ゆかりの神社に訪れたとき

面白いことが起こりました



手水で、手洗いうがいをしたあと

参拝しようとしたとき

ちょうど、社殿で、

ある一家のご祈祷が始まり

宮司さんの祝詞が始まったのです



なぁんと、

ちょうどいいタイミングで

神様がばっちり!そこに

いらっしゃるではありませんか!!



チャ~ンス!!とばかりに

意識を集中します






そのときです

私の中のなにかが




ぼんっ




と心を開きました

深い感動が私の体内を巡ります




(私の中で

なにかが

癒されている


・・・・・・・・


私の中で

誰かが大きく深く

反応している


・・・・・・・)





そして、すぐそのあと、

神社の売店で

心惹かれるものに出会ったのです




それは、葵の紋が印刷されている

”印籠”



あの、水戸黄門であまりにも有名な

小道具です



宮司さんに尋ねてみると、

印籠は

”薬入れ”なのだとか




「ちょ、ちょっとそれ・・・

みせてもらってもいいですか??」





(これ・・・)





私はピンと感じました





(これをぜひ、

あの遊女さんに持っていきたい

・・・・・・・・・)





そのとき、

私と一緒に神社巡りをしていたSくんも

隣で頷いています


その

印籠を手にしてから

私の中で

誰かがずっと泣いています





葵の紋が印刷された

プラスチックの”印籠”






現代であれば

誰でも購入できるものです



でも、

ひと昔前なら

そうはいかなかったかもしれません





それをみつめながら

ずっと握りしめていると

涙があふれて

止まらなくなりました







あぁ・・・

あのとき・・・







神社にタイミングよく

神様がいらっしゃって

さんざん神様の光を

浴びたから


私と一緒についてきた

遊女さんの

かたくなだった

心が

慈愛に満ちた神様の光によって

やっとほぐされて

癒されたんだ・・・・






それで

ようやく素直な感情を

こうして示してくれているんだ・・・・






あぁ~

すごーいっ・・・・


本当のお気持ちを知ることができて


よかった。。。。。









そこで

Sくんが、思いついたようにいいました




「印籠が薬入れなら

薬を入れてあげればいいんじゃない?」





ううううーーーーーーっ   泣



・・・・・・・・・・・・




その深い思いやりに

私はたまらず、

泣き出してしまいました




いえ




泣いているのは私ではありません



愛しい人を待ち続けている悲しいひと





見捨てられた私のことを

こんなに思ってくれる人が

いるんだ・・・


 


私のことを

こんなに心配してくれる

人がいるんだ・・・





寂しかった心が

どんどん

どんどん

癒されていきます




まるで

固い氷が

溶けていくみたい


・・・・・・







「それ、めっちゃいい


めっちゃ喜ばれとるわぁ


・・・・・・


どうせ持っていくなら

ぜひ、お薬を入れてあげたい」







そして

どんな薬がいいのか

さんざん、話し合ったあげく

錠剤の栄養剤を購入することに

決めました




ティッシュでお薬を包んで

とりだしやすいよう

印籠に詰めていきます




うんうん



現代の栄養剤ですから

さぞかし効いてくれることでしょう



そして

そのまま


遊女さんのいるお店に直行




すると

お店の方々は

店じまいの時間だというのに

快く招き入れてくださいました






そのときに

前々から聞いてみたかったことを

お店の方に聞いてみました






「あの~

ちなみに、なんでこれはここに

置いてあるのでしょうか?」





このお店の入り口には

なんと

古い葵の紋が飾られているのです







「あぁ、これは、たまたま解体するという

家から出たものなんですよ。

飾っておくと良いかと思って

もらってきたんです」





あぁ・・・・

なんて素晴らしい~

ナイスプレー ✨







遊女さんが

葵の紋を背負う方を待つために

葵の紋を背負う方が気がついてくれるように


葵の紋を

この場所に目印として

引き寄せているのです







これがどれだけ

遊女さんの心を

支えてきたことでしょうか







二人で二階に上がらせていただきます





印籠を渡す役目は、男性である

Sくんにお願いをしました


Sくんはどんどん奥へ奥へと入って行き

ある場所で立ち止まると




「このへんだよね」




そう言いながら振り向きました





おぉっ・・・・まじで


ビンゴ!!




なんで、わかったの? 驚




普段は「霊感なんてない」

そういっているSくんですが

どうして、こうもはっきりと

遊女さんの居場所が

わかったのでしょうか

実に不思議です

・・・・・


呼ばれています

・・・・・









私は階段横から

ひたすらに

光を送ります



どうか、

温かい光に包まれて

少しでも身体の痛みがやわらぎますように

心の寂しさがやわらぎますように


神様


どうか

この方を

明るい世界にお導き下さい

どうか

明るい世界にたどり着くまで

この方を

一切の魔より、お守り下さい

無事に

明るい世界へ

辿り着けますように

どうか


悲しみと

寂しさと

身体の痛みを

神様に

預けてください



・・・・・・



どうか

どうか

お幸せに

なってください





明るい光を

掴んでください


・・・・・









ふつふつと

温かい感情がわき起こります

最初に感じた

地震のような

ひどい震え

はありません





「これは、お前のためだけに

買ってきたものだ」





毎日、きちんと薬を飲むよう

Sくんは遊女さんに

言い聞かせてくれたそうです





素晴らしい~

超絶ファインプレー✨✨です





・・・・・・・・




みえない人のために

こうして時間を使って

お金を使って

涙する私を

ひとは馬鹿だと

いうでしょうか




少なくとも

こうして私の話につきあってくれる

Sくんや

快く招き入れてくださった

お店の方々は

ありがたいことに

理解を示してくださいました




私がこうして行動することで

救われる魂があり

その場所に関わる人たちにとっては

いままで以上に少しでも

居心地が良くなるのであれば

協力させてもらいたい



改めて

強く

心に思いました





ご理解いただいた

お店の皆様と

いつもナイスなサポートをしてくれる

Sくんに感謝しつつ

遊女さんが幸せになることを

心の底から

祈って












合掌