2024.4.15(月)9時半〜
先週の検査結果の説明を伺うために夫と共に診察室の近くの椅子に座った。
O先生とは2週間ぶり、きっと入院前の最後の受診になると思うので気になっている事は全て お聞きしよう と思って入室した。
どうぞ掛けて下さい。
先生、前回殆どお聞きする事が出来無くて
今日は色々お聞きしても大丈夫ですか?
大丈夫ですよ。
実は歯科検診に行って歯科医院の先生から頂いた用紙の項目に【放射線・化学療法による口腔内の変化】があり、そこに歯科医院の先生の見解が記入されていましたが、術後の治療て…。
今のところ、放射線も抗がん剤も考えてはいよ。右乳房全摘出と話したと思うけど術後治療にも関係しているんだよ。
先日の検査で転移は見つかりましたか?腫瘍の大きさは、どのくらいですか?
画像で見るか限り、転移はなく大きさは1.5位でステージは1ホルモン受容体陽性。手術日は10日に予定しています。
5月中は休職申請していますが…
いくらでも書いてあげるよ
いや、そうゆう事じゃ無くて…手術は4月下旬て
GW明けに退院するつもりだったのに(心の声)
その後、先生は手術をどのように進めていくかを
話て下さった。
全身麻酔して電気メスで右腋から斜めに切開します。火傷の様な跡が残るかもしれません。
まずセンチネンタル生検をして転移が無い事を確認します。
画像では転移は無いと確認していますが検査をしてみないと確実ではないので。転移が無ければ、腋窩リンパ節郭清しません。
摘出手術と言っても筋肉と乳房を切り離す手術ですからね。予想外の事が起きない限り2時間。
予想外の事が起きたとしても、病院の中で1番安全な手術室に居るのですから、応じた治療をするので手術時間は伸びる事があるかもしれませんが心配しないで下さい。と私の目を真っ直ぐに見つめて力強く仰った。
何かご質問ありますか?と先生が夫に声をかけて下さった。
左乳房の画像を指しながら、この白い部分は大丈夫ですか?
こちらは(何枚かの画像を見ながら)動いているので心配は無いんですよ。と悪性との違いを説明して下さった。
右乳房の全摘出を決めたのは、私からでは無く、どちらかと言うとO先生の考え…。
腫瘍の位置、細かい腫瘍が幾つも画像にある事、また術後治療を考えてとの説明を受けた時に何の疑問も迷いも感じる事が無かった。
先生、私…凄い怖がりで痛がりなんです
大丈夫!皆さん同じですよ。
あなたが特別では無いからね。
涙が溢れそうになるのを呑み込みながら立ち上がり
ありがとうございます。
手術、宜しくお願いします。と頭を深々と下げた。